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『鬼舞 見習い陰陽師と試練の刻』瀬川貴次 [├コバルト文庫]

鬼舞 見習い陰陽師と試練の刻 (鬼舞シリーズ) (コバルト文庫)

鬼舞 見習い陰陽師と試練の刻 (鬼舞シリーズ) (コバルト文庫)

  • 作者: 瀬川 貴次
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2011/11/01
  • メディア: 文庫

シリーズ第4弾。出没が目立ってきた怪異を懸念した陰陽寮は、気を引き締める一環として試験を行うことに。一番不出来な者は退寮との噂のなか、なんと道冬がビリになる。落ち込む道冬たちに救済策が与えられたが…?ということであわや退寮の危機に出された措置が、優秀な寮生と組んで怪異を解決すること。ここでいつもなら、道冬と一番近しい先輩・吉昌くんなのかと思いきや兄さんが相手でした。目立ちましたよ兄さん!! 超絶美形の父上の策略で吉昌は不貞腐れてますが、吉平兄さんのターンを前にしては何も言えませんよ。 早くも道冬の正体に気づいた吉平兄さんですが、少し人間らしい独白が聞けたのが意外だったかも。さりげなく腹がお黒いような気もするし。

ところで今回は道冬の前に現れた謎の青年(表紙右上)・茨木が気になります。今回は思わせぶりな登場だけだったので、今後どう関わってくるのかなー。意外と行近の正体と繋がりがあるようにも。まさか行近にも腹に一物…。道冬への忠誠は本物だと信じたいですが。


タグ:瀬川貴次
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『鬼舞 見習い陰陽師と百鬼の宴』瀬川貴次 [├コバルト文庫]

鬼舞 見習い陰陽師と百鬼の宴 (鬼舞シリーズ) (コバルト文庫)

鬼舞 見習い陰陽師と百鬼の宴 (鬼舞シリーズ) (コバルト文庫)

  • 作者: 瀬川 貴次
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2011/07/01
  • メディア: 文庫
シリーズ第3弾。ああ、畳が立派なヒロインポジションに…!と思わず「おめでとう!」と投げかけてしまいたくなった巻でした。いやいや、和むね畳と融の大臣には。あと吉平兄さん贔屓の自分にとっては、今回例の挿絵シーンに悶絶。登場の仕方といい、天然でやってのける兄さんカッコ良すぎる…そりゃあ弟くんも負けてられんとムキになるか。

しかし今回で道冬の父親が判明したことでこの先陰陽寮生たちが頑張る青春もの…には収まりきりませんよね。今は仲良しな少年たちもいずれは衝突する場が訪れるのかもしれないなーと一抹の不安が。道冬の従者・行近の動向も気になるところ。。安倍家の人たちには実力的に何の心配もないのだけれど、一度繋がった縁が嫌な形で切れないことを願います。こんな仲良しなところ見せられたら、その時が来たらと思うと……。
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『英国マザーグース物語 新聞広告には罠がある?!』久賀理世 [├コバルト文庫]

英国マザーグース物語 新聞広告には罠がある!? (英国マザーグース物語シリーズ) (コバルト文庫)

英国マザーグース物語 新聞広告には罠がある!? (英国マザーグース物語シリーズ) (コバルト文庫)

  • 作者: 久賀 理世
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2012/06/01
  • メディア: 文庫
周りに隠れて少年記者に扮する子爵令嬢セシルと彼女のパートナー・ジュリアンが、英国の事件を解き明かすシリーズ第2弾。犯人や仕掛けにはすぐに分かってしまったけれど、前回よりも好みです。甘い雰囲気も少しずつ混ぜてきて楽しい。無意識にジュリアンを頼っていたり、妙に意識をしてしまったり。無意識な無自覚は厄介だなぁ(ジュリアンにとって)。こんな調子なら、ジュリアンの正体がばれる7ヶ月後を待たず早々に片がつきそうな気がするけれど、何か山でもあるのかなー。

二人の和む掛け合いは置いておいて、今回は新登場の女の子が好み アメリア嬢が好きー。お淑やかと思えばイイ性格をしている伯爵令嬢、今後もセシルと絡んでもらいたいなぁ。何となくエリザベス嬢と気が合いそうな気がするんだよね。。

余談。


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『鬱金の暁闇11 破妖の剣6』前田珠子 [├コバルト文庫]

鬱金の暁闇 11 破妖の剣(6) (破妖の剣シリーズ) (コバルト文庫)

鬱金の暁闇 11 破妖の剣(6) (破妖の剣シリーズ) (コバルト文庫)

  • 作者: 前田 珠子
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2012/02/01
  • メディア: 文庫

雛の君との間に割って入ったのは幼き頃より別れた父だった。けれど彼は異様な姿をしていて…。シリーズ第6弾その11。 予感でもなく本気で鬱金の章は20巻見えてきそうな気配がいたします。進んでない!んだもの。父と衝撃的な対面を果たし、決定的な位置づけを自覚したラスは身動きが取れなくなる。 肉親の愛情への飢えはラスもリーダイルもそう変わらないくらい欲しているのではとふと思ってしまった。 しかし、完全に萎縮してしまったラスを救ったのは彼女だったのが意外でした。雛の君との直接対決はまた少し遠ざかったのか…?

外編は紫紺の君とマーセルヴィンスの出逢い話。 彩糸への救済みたいで、じんわりと切なくなる。しかし幼女から「兄さま」呼びを容認する紫紺の君はやっぱり色々と変態的な部分が見て取れるわけでした。考えてみればれっきとした不倫だと思うのだけど、中々どうしてそう思えないのは紫紺の君のなせる技?(違う) 魔性の倫理観はけっこう緩いよねぇ。
それにしても、今回は赤い人全く出てなーい。前巻の糖度奮発(シリーズ比)が夢のよう…。
 

あなたに認めてほしかった。あなたに微笑んでもらいたかった。
欲しかったのは、たとえ過大なものだとしても――。



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『英国マザーグース物語 婚約は事件の幕開け!』久賀理世 [├コバルト文庫]

英国マザーグース物語 婚約は事件の幕開け! (英国マザーグース物語シリーズ) (コバルト文庫)

英国マザーグース物語 婚約は事件の幕開け! (英国マザーグース物語シリーズ) (コバルト文庫)

  • 作者: 久賀 理世
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2012/02/01
  • メディア: 文庫

19世紀英国。身分と性別を偽って働く新米記者セシル。彼女のもとに、謎めいた青年と事件が舞い込んできて…。あきさんの表紙と読メの評判に釣られて購入。面白かった! マザーグースを掛けた推理が雰囲気に合っていて好きです。話の芯の部分では物騒な気配を見せつつも踏み込みすぎずにソフトな感じに仕上がっているのも。

そういや変装といっても初っ端から知らぬは本人ばかりという状況になったのが意外というか何というか。彼の正体もうこちらに明かしちゃうのか!という気がしたけど(笑) セシル嬢が知る時が見物だなぁ。挿絵はさすがあきさん美しい…。ドレスとか凝っていて、、ヴィクロテを彷彿とさせる。しっかしアッシュフォード子爵家次男の登場はまんま百鬼夜行の「僕だ!」を思い出しました。思い出さずにはいられなかった…。彼と、幼い末っ子少年の出番も待ち望む!脇を固めるキャラたちも好ましくて、ついそちらにも目がいってしまいます(続きが決まってると分かったもので、つい期待)



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『嘘つきは姫君のはじまり 貴公子は恋の迷惑』松田志乃ぶ [├コバルト文庫]

本編完結から半年…本当の「嘘姫」シリーズ完結!は番外編同時2冊刊行。本書は有子姫の片思いの行方、雑誌短編を収めた一冊。もちろん絵師による漫画や挿話も充実。

シリーズ終盤では一番気になっていた有子姫の恋路の行方が中編で収録。彼女の恋の結末はどう転がるのか全く分からなかった。良い方に転がってほしいとは思いつつも…。途中辛い展開でした。最後、彼女と真幸の関係はそう落ち着くのか。あの時に大姫が買って出るのは少し意外なようだったけど彼女と有子姫は似たような状況に陥っていたんだなと、彼女が吐露した思いを知って今さら理解した。後は私もいくつか読んだことがあると思ったら雑誌に収録されていた短編を集めたみたい。シリーズに出てこないキャラクタが動く話がお気に入り。

これで本当に『嘘姫』とはお別れなんだなぁ。本編最終巻と同じ感想だけど、よく笑って、泣いて、楽しんだシリーズだと思い返しました。シリーズは段々恋愛メインに沿っていったものの、タイトルの「平安ロマンティック・ミステリー」にある通り仕掛けには華やかさや雅さ…小粋な感じがあって好きだった。もちろん恋愛も十分楽しんだけど、元々恋愛オンリーは少し苦手としているので(人間関係の泥沼化というか感情のほつれや衝突とか・・)ずぶずぶと沼に浸かりそうな時にバシッと切り開いてくれる馨子姫の存在が大きいなとしみじみ思った。このシリーズ、自分の中ではこのふてぶてしくも艶やかな乳姉妹がけっこう頼もしかった。
最後の番外編も2冊も読めるなんて、最後まで嬉しいごと尽くしでした。



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『嘘つきは姫君のはじまり 夢見るころを過ぎても』松田志乃ぶ [├コバルト文庫]

本編完結から半年…本当の「嘘姫」シリーズ完結!は番外編同時2冊刊行。本書は宮子&次郎君の初夜までのアレコレ、次郎君の異母兄弟の蛍の宮&五節の君のやり取りを収めた一冊。

予告通りに番外編が、しかも2冊読めるなんてなんて太っ腹な…と幸せな気分で読み始めた本書。 まるで全員集合と言わんばかりに沢山の人が出てきて、本当にこれっきりなんだなぁと読みながら少しばかり寂しくなってきた。 そんな辛気臭い感情は糖度高い宮子たちの話に瞬時に取っ払われたけどw 

てっきり宮子・次郎君の話は二人の世界で終わるのかと思いきや、色んな人を巻き込んだ香合わせのくだりがあってとても好きだった。春夏秋冬それぞれの香りにみやびな名前を乗せたりして、嘘姫らしくない優雅な感じ。それでもまぁ、最後は「らしい」顛末で笑った。 主役二人には何も言うまい。。にやけるしかない。 もうひとかたの蛍の宮と五節の君の行方は…この二人らしい進み方、なのかも? ラスト、五節の君の独白がストンと落ちた。まだまだこれから始まってもいない関係。それでも、何となく二人の間にあるこそばゆい雰囲気がこの先二人の関係に期待せざるを得えないんです! それぞれの話にニヤニヤしつつ、もう一冊は一番恋の行方が分からない有子姫の話を読む。



タグ:松田志乃ぶ
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『鬱金の暁闇10 破妖の剣6』前田珠子 [├コバルト文庫]

鬱金の暁闇 10 破妖の剣(6) (破妖の剣シリーズ) (コバルト文庫)

鬱金の暁闇 10 破妖の剣(6) (破妖の剣シリーズ) (コバルト文庫)

  • 作者: 前田 珠子
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2011/11/01
  • メディア: 文庫

前回でラスが(肉体を伴った本当の)復活を遂げ、さあ雛の君との対決か?!と思いきやそうでした赤い人との再会が待っていました!な巻。ラスボスとの闘いは次回へと持ち越し。 前巻で「どう彼に仕返しするのか」と書いてあったのだけど、ラスらしい無自覚にやり込めた姿が見れてニマニマ。さんざ彼女を翻弄してきた赤い人が思わずぎょっとする告白が見れて楽しかった。彼女も必死で彼の反応に気づいてないところとか。やっぱりこの二人は面白いなぁ。世界を巻き込んで大恋愛してるよね。あまり甘さを感じないけど。

番外編は雑誌で読んでた。番外編の方がメイン二人の糖度が比較的高いような気がする。サテこの先山場二つ(予定)にどこまで巻数を重ねるのか戦々恐々としてます。

捕まえたと確信した。
お前の真実、お前の望み――揺らぐお前の定まりたい場所!
くれてやる。
全部、全部、くれてやる。
だから――その代わりに。
お前の全部、わたしがもらう!


タグ:前田珠子
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『たとえ許されない恋だとしても』湊ようこ [├コバルト文庫]

たとえ許されない恋だとしても (コバルト文庫)

たとえ許されない恋だとしても (コバルト文庫)

  • 作者: 湊 ようこ
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2011/11/01
  • メディア: 文庫

アファリーン王国の<明星>と謳われる女将軍・レイア。メフル王国の<獅子>リギュロン。二人はお互いの素性も知らず祭見物の中で出逢い、惹かれ合う。だが、再び相まみえたのは戦場の、敵同士としてで―。

デビュー作が超弩級に好きだった著者の2作目、心待ちにしてました。良かった…大好き…。惹かれあった二人が敵同士として戦場で再会する―王道もの。 ロマンス7割の物語でしたが、背景にある政治的なやり取りだとかもしっかり描かれていて世界にのめり込めたのかな。それと、再会した時の…一騎打ちをしなくてはならない張り詰めた空気とか。あぁ良いなぁ。

もうね、二人が惹かれ合う過程がとても好きだった。それぞれコンプレックスを持っていて、そのテの方面に疎い(鈍い?)ことがあってか、不器用で真っ直ぐなやり取りがいちいちツボ。特に好きなのが、守り石のくだりと香油を選ぶ際。微妙に意識してるのに今一歩進まないじれったさ。 極めつけがリギュロンの褒め言葉に、良い意味で気が抜けた。
「赤」に嫌悪すら抱いていたリギュロンはいとしい「赤」もあるのだと知り、凛々しい女将軍は一人の女性として勇気を出したり。出会ったことで変わっていく二人が微笑ましい。その分、「その時」が切なくて。

個人的に、湊さんの作品は池上紗京さんのイラストで見たいと思っていたので、とても嬉しかった。

女は、愛する男に剣を向けた。

男は、愛する女に剣を向けた。

愛する民を守る為に。



タグ:湊ようこ
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『レディ・スカーレット 令嬢の危険な恋人』彩本和希 [├コバルト文庫]

レディ・スカーレット 令嬢の危険な恋人 (コバルト文庫)

レディ・スカーレット 令嬢の危険な恋人 (コバルト文庫)

  • 作者: 彩本 和希
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2011/09/01
  • メディア: 文庫

古い水の都の総督を父に持つアルディアは絵画を眺めるのが好きな少女。突如父が急死し、更に父が皇帝への反逆の嫌疑がかけられ裁かれたことでアルディアは侍女へと身分を落されてしまう。父の嫌疑を晴らすため耐える彼女に手を差し伸べたのは、幼いころ面識のある青年だった―。

彩本さんはデビュー作以来に読みます。糖分摂取目的で、ヒロインが令嬢→使用人へ顛落し奮闘&赤毛についガッとレジに持っていきました。面白かった、満足! じれったいようなほんのりな甘さが好みでした。――の回数は多いけどね! 舞台がヴェネチア風で、美術系を絡めたお話だったのも個人的には好み。

脇をしめるキャラも好きだったなぁと。個人的に、あの白い獣が喋っていたりヒーローに威嚇してたら面白い三角関係が出来上がったのではないかなとふと思ったり(いや、そうするとすぐ話が終わってしまうからダメだけど…)。 あと紹介頁には美人侍女を!それほど登場数は多く無いはずなのに何故か存在感が溢れてる彼女…好きだ。

 


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