『鬼舞 見習い陰陽師と試練の刻』瀬川貴次 [├コバルト文庫]
鬼舞 見習い陰陽師と試練の刻 (鬼舞シリーズ) (コバルト文庫)
- 作者: 瀬川 貴次
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2011/11/01
- メディア: 文庫
シリーズ第4弾。出没が目立ってきた怪異を懸念した陰陽寮は、気を引き締める一環として試験を行うことに。一番不出来な者は退寮との噂のなか、なんと道冬がビリになる。落ち込む道冬たちに救済策が与えられたが…?ということであわや退寮の危機に出された措置が、優秀な寮生と組んで怪異を解決すること。ここでいつもなら、道冬と一番近しい先輩・吉昌くんなのかと思いきや兄さんが相手でした。目立ちましたよ兄さん!! 超絶美形の父上の策略で吉昌は不貞腐れてますが、吉平兄さんのターンを前にしては何も言えませんよ。 早くも道冬の正体に気づいた吉平兄さんですが、少し人間らしい独白が聞けたのが意外だったかも。さりげなく腹がお黒いような気もするし。
ところで今回は道冬の前に現れた謎の青年(表紙右上)・茨木が気になります。今回は思わせぶりな登場だけだったので、今後どう関わってくるのかなー。意外と行近の正体と繋がりがあるようにも。まさか行近にも腹に一物…。道冬への忠誠は本物だと信じたいですが。
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