『レディ・スカーレット 令嬢の危険な恋人』彩本和希 [├コバルト文庫]
古い水の都の総督を父に持つアルディアは絵画を眺めるのが好きな少女。突如父が急死し、更に父が皇帝への反逆の嫌疑がかけられ裁かれたことでアルディアは侍女へと身分を落されてしまう。父の嫌疑を晴らすため耐える彼女に手を差し伸べたのは、幼いころ面識のある青年だった―。
彩本さんはデビュー作以来に読みます。糖分摂取目的で、ヒロインが令嬢→使用人へ顛落し奮闘&赤毛についガッとレジに持っていきました。面白かった、満足! じれったいようなほんのりな甘さが好みでした。――の回数は多いけどね! 舞台がヴェネチア風で、美術系を絡めたお話だったのも個人的には好み。
脇をしめるキャラも好きだったなぁと。個人的に、あの白い獣が喋っていたりヒーローに威嚇してたら面白い三角関係が出来上がったのではないかなとふと思ったり(いや、そうするとすぐ話が終わってしまうからダメだけど…)。 あと紹介頁には美人侍女を!それほど登場数は多く無いはずなのに何故か存在感が溢れてる彼女…好きだ。
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