『鬱金の暁闇9 破妖の剣6』前田珠子 [├コバルト文庫]
鬱金の暁闇 9 破妖の剣(6) (破妖の剣シリーズ) (コバルト文庫)
- 作者: 前田 珠子
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2011/07/30
- メディア: 文庫
ラス、完全復活―! 浮城で眠り続けていた身体に無事魂が戻り、ついに彼女は目覚めた。そして封印されていた記憶が戻ったとき、彼女は彼の名を呼ぶ―。第六の妖主の動き、ラスに執着する妖主・闇主の思惑は…。
ようやくというかやっとというか、ラスが復活!けれど、時間軸が行ったり来たりで結局は紫紺の妖主との闘いから時間があまり経っていなかったという。進行具合は、このシリーズはもうそういうものなんだなと思うことにして。肉体から離れた魂だけの状態でなく、ちゃんとしたラスの復活が純粋に嬉しかった巻。これで話が動くのかと思うと…!
紫紺の妖主vsターラ一行は、前巻ラストで決着が着きましたが、それにしても息子からの印象が残念すぎる、紫紺の君。でもそんなところが好きでした。なので「広間は爆笑に包まれた」時は全く笑えなかったんだよー…。ラスではなくターラ(最愛の使い手の生まれ変わり)を選んだ紅蓮姫は、ラスと再会してどう反応するか見物ですね(微笑)
今度こそ、今度こそ?はラスの本当の闘いが見られるのかな。赤い人への「自覚」も芽生えた所で、どう彼に仕返しするのかも気になります。甘々まではいかなくても、せめて掛け合いを…!!
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