『王子はただいま出稼ぎ中 見習い商人とガラスの絆』岩城広海 [└ビーンズ文庫]
王子はただいま出稼ぎ中 見習い商人とガラスの絆 (角川ビーンズ文庫)
- 作者: 岩城 広海
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2011/11/30
- メディア: 文庫
幼なじみの商人・ケヴィンを助けるために囚われの身となったユート。タジェスとイルはそれぞれのやり方で彼を救おうとするが…? 借金返済シリーズ第6弾。
どうにも前回から楽しくなってきた本シリーズ。好きだなぁ。人質という名目で攫われてしまったユートと、彼を救いだそうと手を尽くすタジェス&イル。表紙からもうかがえるユートのヒロイン街道まっしぐらとタジェスの腹黒化が楽しい。某お狐SSみたいな天然ピュアブラック節が頭の中でよぎったよう…な…。ユートを攫った有力イケメン商人は、色々おいしいことやってくれたので、むしろ良い人ではないかと途中から思えてきた。
前巻でそこはかとなく触れていたタジェスのお家事情が浮き彫りになった巻、かな。王位継承権としては微妙な位置付けに立っているタジェスにも厄介なモノが付いて回ってそう。段々ユートとタジェスの仲が気安い雰囲気になってきて、楽しい。そしてイルは変わらずボケ担当で面白い。
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