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『デ・コスタ家の優雅な獣2』喜多みどり [└ビーンズ文庫]

デ・コスタ家の優雅な獣2 (角川ビーンズ文庫)

デ・コスタ家の優雅な獣2 (角川ビーンズ文庫)

  • 作者: 喜多 みどり
  • 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
  • 発売日: 2012/10/31
  • メディア: 文庫

前回の事件を機に、ロザベラはデ・コスタ家で認められたわけではなかった。組織に迎えられてから一ヶ月、失敗ばかりの彼女は再び軟禁生活を強いられそうになる。何とかして自分の居場所を作り、兄のノアの側にいるために、彼女は危険な賭けに出る。シリーズ第2弾。

「愛している」と何度も言葉に乗せているのに、感情の種類が双方何か違うのがもどかしいよ!

おっもしろいなぁ。内気な少女が、極限の状況(デ・コスタ家の子どもを生むために居るための存在と認識され軟禁生活)に強いられそうになってるからとはいえ、彼女が成果を出そうと精一杯に頑張る姿を応援したくなります。それは同時に、裏社会に「染まる」ことも懸念されるけれど。そして背負うべき痛み。一歩前進しても課題は沢山で、状況も不安定。彼女が今回の件で、デ・コスタ家に身を置くうえでどう自分を在ろうとするのかが、気になります。

今回は失敗の挽回をはかるため手を組んだ相手がデ・コスタ家の三男坊ダリオだったのが意外でした。いや、あんだけ悪印象つかせたのに、何だかだんだん雰囲気いいかもなんて思ってしまう罠。そして腹の読めない長男も…。でも何と言ったってノアが!ロザベラには気づかせない思わせぶりな態度を取っていたりで、やきもきしてしまった。「家族」に抱く感情にしては、いささか執着が強くて厄介そうですが…?


タグ:喜多みどり
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