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『手折られた青い百合 歓楽の都』駒崎優 [└ビーンズ文庫]

手折られた青い百合―歓楽の都 (角川ビーンズ文庫)

手折られた青い百合―歓楽の都 (角川ビーンズ文庫)

  • 作者: 駒崎 優
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2003/08
  • メディア: 文庫
国に認可された自治地区レーンは「宝石」と呼ばれる公娼たちが集う”歓楽の都”である。「宝石」の一人であるショウは近頃レーンの新任としてやってきた医師レイに興味を示す。 いわゆる売春組織体がひとつの街をかたどっている、そんな特殊な場所が舞台。徹底して洗練された管理や名称に人権を尊重する雰囲気がうかがえてあまり卑屈な雰囲気は感じない場所でした。表紙や内容から同性愛が出てきますが、うーん、精神的なものみたいで、恋愛感情というより人間愛を押しているような気も。ただ、続きがあるようなので二人の関係がどう転がるのか分かりませんが。感情の機微を丁寧に描かれてて好み。

余談。ホワイトハートから出てると思ったらビーンズ文庫だった。系統で言えば『宮廷神官物語』や『王子はただいま出稼ぎ中』に近いかも。


タグ:駒崎優
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