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『六花の勇者』山形石雄 [ライトノベル]

六花の勇者 (六花の勇者シリーズ) (集英社スーパーダッシュ文庫)

六花の勇者 (六花の勇者シリーズ) (集英社スーパーダッシュ文庫)

  • 作者: 山形 石雄
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2011/08/25
  • メディア: 文庫

災厄をもたらす魔神復活を阻止するため六人の勇者が選定された。しかし実際に集ったのは「七人」の勇者だった…。シリーズ第1弾。魔神退治に集まった勇者たちが凶魔を倒しながら旅をする…のではなく、7人目の勇者=敵を探り合うという心理的状況に追いやられるところから始まる話でした。勇者が敵(魔神)を倒す。それ自体はシンプルで王道なのにミステリ面もあって中々気を抜けず、最後までハラハラし通しでした。”地上最強”と事あるごとに自負するアドレッドが奸計により孤立していく様子とか特に。

集った勇者はそれぞれキワモノだらけで誰もに疑いを向けずにはいられないし、仲間だと安心した途端に掌返して殺意を向けてきたり、その逆もあったりと翻弄されっぱなし。7人目の判明は衝撃的だったなー。でもその後、一安心していた矢先にまたぶっこんできたし。これは…これはあくどい引きだ!(叫)

勇者の中では猫言葉を使うハンス少年が気になるところですが、あまりキャラに肩入れしない方が後々ショックは軽いような気がする…。



タグ:山形石雄
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