『王立エトワール近衛隊 氷の薔薇に敬礼を』栗原ちひろ [└ビーンズ文庫]
王立エトワール近衛隊 氷の薔薇に敬礼を (角川ビーンズ文庫)
- 作者: 栗原 ちひろ
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2012/02/29
- メディア: 文庫
正義漢強く実力高い(ただし女子と見紛う華奢な)少年アルの配属先はお飾りと揶揄されるエトワール近衛隊で?!ということで、栗原さんの新作、海軍ものの次は陸軍ものでした。そして男の花園。正直に言います、どこのホスト部かっ!と一瞬思ってしまった。見目麗しい突出した男性てんこもり、でした。クセのある近衛隊員がちらほら居て彼らのイラストが無かったのが少し残念。あと言うほど隊長はドSではなかった。冷酷な面を見せようとしてる綺麗で優しい人だった。しかし歪みなく冷たいフラムへの対応と、歪みなく犬であろうとするフラムの二人の主従関係には、思わず心くすぐられた。二人が返り血浴びて佇む挿絵が特に素敵!
さて彼とシャリオ隊長の繋がりがアルの7年前の事件に繋がるのかとか、結構気になってたけど今回は活躍しないだろうなーと思ってた子が実はメイン張ってたとか、面白い風にお話が転がって楽しかった。でも何だかなぁ、あらすじ紹介親切すぎやしないかなと思ったのでした。私でも気づいたよ。 地に足の着いた話かと思えば最後辺りで魔術的なファンタジック要素も匂わせているのでファンタジー寄りなのかな…? 続くなら絶対読む。
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