「バチカン奇跡調査官」1~4巻 [読書]
手に浮かぶ”聖痕”の証。”腐らない死体”。”神の御使”と呼ばれる者。世界中であらゆる「奇跡」と称される現象を、バチカン神父コンビが科学的に解き明かすシリーズ。
ミステリー<ホラー色が強いシリーズ。オカルト系の要素や宗教、思想哲学方面の造形が深い。また、奇跡=謎を科学的に証明するのが面白いなと。 ミステリではありえない!トンデモ解明もあるけれど、どう科学で説明がつくのかその過程が興味深くて楽しい。
バチカン神父平賀神父・ロベルト神父の型にはまっていないコンビぶりも面白かった。特にワトスン役に徹するのかと思っていたロベルト神父(2巻表紙)が2巻目では大活躍だったのが個人的に嬉しかったなー。彼らと対局の位置に立つ男の動向も気になる。あれきりなんだろうか。
現在5巻まで刊行中でコミカライズも始まっているこのシリーズ、先も楽しみです。
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