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『シュガーアップル・フェアリーテイル 銀砂糖師と紫の約束』三川みり [└ビーンズ文庫]

シュガーアップル・フェアリーテイル  銀砂糖師と紫の約束 (角川ビーンズ文庫)

シュガーアップル・フェアリーテイル 銀砂糖師と紫の約束 (角川ビーンズ文庫)

  • 作者: 三川 みり
  • 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
  • 発売日: 2011/07/30
  • メディア: 文庫

シリーズ第5巻。ペイジ工房編第2弾。新聖祭で飾られる砂糖菓子を作る工房に、アンたちペイジ工房が無事選ばれた。巨大な砂糖菓子を作るために広い場所を借りれたはいいものの、そこは幽霊が出ると噂されているお城で?! 引き続きペイジ工房の人たちが登場して嬉しい。特に、エリオットは当初と比べるとただのちゃらんぽらんな男の子じゃあないのかと(笑)

今回のエピソード、もう帰って来ない主のために15年も待ち続けている紫の妖精に、その真摯な思いにほろりとくるものが。身体を壊してまで頑なに主の言葉を守ろうとしている姿が健気を通り越して哀れで…。アンの「銀砂糖師」としての評価が問われる話にもなったのかな。主人の”命令”の本当の意味に、自分を慕ってくれる妖精へのいたわりと優しさをひしひしと感じて…ちょっと涙もろいなぁ自分。でもフィッフの件は心があたたまった。

まぁしんみりしてしまった一方で、シャルとアンの掛け合いにニヤニヤが止まらないですw シャルの独占欲が、ブリジットの連れてきた妖精グラディスの登場でより行動に出て楽しいです。シャルとグラディスには因縁めいた関係があるようですが。まぁ、ちょっと不穏だなぁ。金剛石も、気になります。シャルのタラシに、アンが慣れる日が来るのかなw

あと、今回のキャットは…良かったね、と言うべきかな。 ヒューズがさらっと自身の過去に触れててびっくりした。彼らの銀砂糖師になる前の話を見てみたいなぁ。


タグ:三川みり
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コメント 2

fallclover

ミナモさん、こちらではお久しぶりです!
某所ではとてもお世話になっておりますが…(笑)。

嘘姫もそうですけれど、シュガーアップルでもミナモさんの感想を読むことができて、嬉しい限りです♪
エリオット、本当にちゃらんぽらんな人じゃなかったですよね(笑)。
4巻目、5巻目と進むごとに、彼のことを好きになっていきます…。
(ブリジットのことはどうするつもりなの?とは思いますが…。笑)

妖精のノアのエピソードは、私もほろっときました。
妖精と人間の間のきずなって、どれも読むたびに心温まります…。
なんというか、銀砂糖師って素敵な職業ですね。並みの人には見た目よりずっと難しそうですけれど。

シャルのたらしにアンが慣れる日は…くるんでしょうか、ね(笑)。
今回は特に、シャルの思考回路や行動ににやにやし通しでした(笑)。
by fallclover (2011-08-09 07:17) 

ミナモ

>fallcloverさん 
こんにちは、コメントありがとうございます♫
こちらこそ某所では沢山お話させてもらってますねw

私はビーンズ系はあまり読めていないので、せめて追いかけてるシリーズは発売してから間を置かせないように心がけています(ちょっぴりw)
エリオットがどんどん好青年に思えてくるほど、ブリジットのことが気になりますよね~。オーランド青年も彼女のことを気にかけているようですし、その辺アンたちと同じくらい関係が気になるかも(笑)

>妖精と人間の間のきずなって、どれも読むたびに心温まります…。
本当にそう思います…。異種族間の交流は、特に本シリーズはとても丁寧に描かれていてぐっときますね。銀砂糖師って、思っていたよりも体力や気力を割くお仕事なのかなと…その分完成したものは何よりも素敵だと思います。あれ、うまく言葉にできない・・;

来るのかなwと書きましたが、来なくてもいいかもなと思うこの頃w
からかわれてるアンが可愛いので←
シャルの思考回路は…見ててにやにやしちゃいますよね!この次もニヤニヤできる要素を楽しみにしたいと思います~。

by ミナモ (2011-08-15 14:24) 

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