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『RDG レッドデータガール4 世界遺産の少女』荻原規子 [読書]

RDG4 レッドデータガール 世界遺産の少女 (カドカワ銀のさじシリーズ)

RDG4 レッドデータガール 世界遺産の少女 (カドカワ銀のさじシリーズ)

  • 作者: 荻原 規子
  • 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
  • 発売日: 2011/05/28
  • メディア: 単行本

夏休みも終わり、来る学園祭のために泉水子たち生徒会メンバーは慌ただしい日々を送る。泉水子の中に潜む「姫神」の存在にも深く迫るシリーズ第4巻。

今回は嵐の前触れを予想させるような巻でした。学園祭は次に持ち越しでしたけど、ますます楽しみになってきた! 大体年一のペースで刊行する本シリーズですが次巻は年内のうちに発売されるようでうずうず。泉水子を取り巻く環境も、泉水子自身もだんだん変わってきて面白いです。もちろん、一番の関心事は深行くんと泉水子の関係なんですけどね。

正直、「姫神」の打ち明けた事実のスケールさにあまり実感は中々わかないけれど問題は早々に解決しがたいことは分かりました。。どう収束つけるのだろうか…。ただ、彼女の奔放さに巻き込まれる形で深行と泉水子の間に一悶着あった件は、私としてはご馳走様でしたと言いたいくらい。前巻は深行がでしたが、今回は泉水子が…? 今回は恋愛面が各方向で見えてきて、殺伐とした状況の中にんまりする場面もありました。ロマンス中心にはならないだろうけど、時折こういった要素があると嬉しいですね。

陰陽師、山伏、忍者等の派閥の衝突が何を生み出すのか、楽しみです。


タグ:荻原規子
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コメント 2

うなぎ

まさに日出ずる国のファンタジー。

そんな表現を↓のサイトでされていました。
現代とのmixtureが大好きです。
http://www.birthday-energy.co.jp/ido_syukusaijitu.htm

「ひとつの世界に特化した拡がりのある創造力」
とか
「教養と冒険心が合体した、森羅万象を網羅するような深さ」
とか、なんかこの本を指しているような感じ。
こんなチカラを秘めていらっしゃる荻原さんはやっぱすごいわ。

文庫本でもっとファン増えちゃうね。
by うなぎ (2011-07-08 22:37) 

ミナモ

>うなぎさん 

>まさに日出ずる国のファンタジー。
確かにそう解釈されるような物語かもしれません。
いにしえのモノたちを上手く現代と融合させていますよね。

荻原規子さんは「勾玉」三部作でファンになりましたが、本シリーズも沢山読まれてくれたらなぁと思います。
先日、文庫本出ましたね。私も1巻だけ揃ってないので買わなくちゃ(笑)

by ミナモ (2011-07-08 22:54) 

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