『翡翠の城 建築探偵桜井京介の事件簿』篠田真由美 [読書]
一族の血による支配が続く名門ホテルで後継者争いが激化する。その中、知り合いの依頼により京介一行は不吉な噂が飛び交う一族の異形の館へと調査に乗り出す。
シ
リーズ第3巻。 約一年半ぶりにご無沙汰していたシリーズです。急に読みたくなりました。前作では主要人物のうち京介と蒼のみが事件に巻き込まれていましたが、今回は主要メンバーが揃っていたからか前回よりも楽しめたような気がします。それに禍々しく生々し
い血族間争いにぐいぐい読まされたような。つい最近読んだ『祝もものき事務所』に登場した某一族を思い出すな(笑)
建築要素が前回よりも濃かった気がする…って、ご本人も後書きでおっしゃってました。随分ふんだんに…。
何だか蒼視点で話が進んでいるように感じられて、主人公はもしかして京介と蒼の二人なのか?と今更ながら考えてしまったり。解説でも「少年の成長物語」って書かれてたし。あと、1・2巻までは普段は前髪で顔を隠しているが実は超絶美形の京介や、不思議な元気少年の蒼が好きだったと記憶しながら読んでましたが…意外と口が悪い神代教授や京介の相棒?深春によろめいてしまってる自分が。あれれ。
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