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2010年マイベスト [感想まとめ]

2010年のまとめ記事。
今回はライトノベル、一般文芸合わせて10作選びました。 絞るのが難しかった…。
微妙に順位つけているような。 でも、どれも甲乙つけがたいんですよ!!!

 

この闇と光 (服部まゆみ/角川書店)

この闇と光 (角川文庫)   年の終わりにトンデモないものと出逢っちゃったよ! ということで2010年の一般小説の中ではぶっちぎりで本作が大のお気に入りです。 レイア姫の優しく耽美な世界が中盤を境に崩壊、そして真実の光が見えはじめ…―。 どっぷり浸りましたっ。(⇒感想

 

 

月魚 (三浦しをん/角川書店)

月魚 (角川文庫)   今まで数多くのしをん作品を読んできましたが、不動の個人的第1位『まほろ』シリーズを塗り替えました。瑞々しくも艶めいた雰囲気も醸し出す不思議な空間の中、青年二人の緊迫した関係に惹かれました。 やっぱりしをんさんの文章は素敵。(⇒感想

 

 

シューマンの指 (奥泉光/講談社)

シューマンの指 (100周年書き下ろし)   シューマン生誕200年に捧げる一作。 音楽…シューマンの音楽に向ける情熱に圧倒。 最初こそ専門的な用語に苦しめられたのだけど…殺人が起こってから一転、呑みこまれました。
 ミステリとしても、青春と耽美な空気を楽しめる本としても魅力的な一冊。(⇒感想

 


「金星特急」1~3 (嬉野君/ウィングス文庫)

金星特急 1 (新書館ウィングス文庫)金星特急2 (新書館ウィングス文庫)金星特急 3 (ウィングス文庫)   ライトノベルの中では本シリーズがぶっちぎりの、お気に入りです!! 錆丸・ユースタツ・砂鉄の異色の3名が金星の花婿候補として特急列車に乗り…コメディ・ラブ・バトルどれにおいても最高に面白かった! (⇒感想1巻

「シュガーアップル・フェアリーテイル」1~3 (三川みり/ビーンズ文庫)

シュガーアップル・フェアリーテイル 銀砂糖師と黒の妖精 (角川ビーンズ文庫)シュガーアップル・フェアリーテイル  銀砂糖師と青の公爵 (角川ビーンズ文庫)シュガーアップル・フェアリーテイル  銀砂糖師と白の貴公子 (角川ビーンズ文庫)  童話のような少女小説。 綺麗で可愛くてシビアな面もあって。 「銀砂糖」から作られるモノや妖精たちの幻想的なイメージが頭に残りました。 アンと妖精シャルの仄かな恋模様もくすぐったかったり悶々とさせたりで、気になります。(そしてあきさんの挿絵がとても素敵!!!) (⇒感想1巻

闇の公子 (タニス・リー/早川書房)

闇の公子 (ハヤカワ文庫FT)   海外から一作。 最初こそ文章の硬さに苦しめられていたのだけど、だんだんと、退廃的でいて魅惑的な世界に魅了されました。 良質なファンタジー。 けれど毒要素が多め。(⇒感想

 

 


「革命小説」シリーズ (五条瑛/双葉社)
 
断鎖(Escape) (双葉文庫)紫嵐(Violet Storm) (双葉文庫)狂血 (R/EVOLUTION (7th Mission))    昨年の鉱物シリーズに引き続き五條瑛ブームが継続中。 中でも本シリーズは鉱物に次いで大 大好きな一作。 『プラチナ・ビーズ』で強烈に印象付けた”サーシャ”が登場。 ノンストップ群衆劇、既刊8冊あっという間に読了です。 残る2冊も発売が楽しみ!(⇒感想1巻

「作家アリス」シリーズ (有栖川有栖/講談社 ほか)

ロシア紅茶の謎 (講談社文庫)暗い宿 (角川文庫)   今年はまった作家その1。 ようやく有栖川さんに手を出しました。本格ミステリ好きにはたまらない、洗練された文章とロジック。 冴えわたる推理を披露する大学助教授・火村とその相棒・アリスのコンビは最高です! 長編では『スウェーデン館の謎』、短編は『ロシア紅茶の謎』 『暗い宿』が超お気に入り。(⇒感想「ロシア紅茶の謎」

・ 「サクラダリセット」2~4 (河野裕/スニーカー文庫)

サクラダリセット2  WITCH, PICTURE and RED EYE GIRL (角川スニーカー文庫)サクラダリセット3  MEMORY in CHILDREN (角川スニーカー文庫)サクラダリセット4  GOODBYE is not EASY WORD to SAY (角川スニーカー文庫)  巻を重ねても、その透明な空気と脆いような儚い一面を見せる世界は変わらず、今回も入れちゃいました。 大好きです。 2巻の桜を彷彿とさせる幻想的な描写、すべてのはじまりを描いた過去編の3巻、短編ながらもどれも魅力的な力を持っていた4巻。 続く5巻が待ち遠しい。(⇒感想2巻

長野まゆみ

白いひつじ

   今年はまった作家その2。 10冊ほど読みましたが、彼女の作りだす独特の雰囲気がとても好き。 ただ、相性の合わない本もあったけれど…振り返ってみれば
 特に、『白いひつじ』は特に、特にオススメ。 過剰過ぎない耽美さと仄かな青春、そして話の流れがとても心地よかったです。 耽美色の強い作品の中では『左近の桜がお気に入りです。 傷つきながらも読んだ「凛一」シリーズは印象深い。(⇒感想「白いひつじ」

 

 でした。

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※追記:絞りに絞った上記10作。選外だったけど本当に好きな作品を少し載せてみる(結局か!)
『人魚は空に還る』。「腰の低いホームズと高飛車なワトソン」コンビが最高でした! 幻想的なトリックと時代背景も好み。/コバルト文庫では「闇に歌えば」シリーズが個人的にハマりにはまりました。誠志郎&克也コンビ好き。「聖霊狩り」より好きだった。/あと「嘘つきは姫君のはじまり」も忘れちゃいけない。09年から読み始めましたけど、続きがすごく気になるシリーズ。/『一滴の嵐』は読み手を選ぶ一作ですがとても好き。「トーマの心臓」好きにはもってこいかと。


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コメント 10

うらり

こんばんはー。目標クリアおめでとうございます!!
今年も、目標クリアできるといいですね♪

ベストブック、どの本も面白そうですが、特に「この闇と光」「シューマンの指」「サクラダリセット」が、気になります。
「サクラダリセット」は、前から知っていたんですが・・・サクラダなんですね^^:ずっとサラダだと思っていました←

すいません、ツバサの話になっちゃいますが・・・そうです。レースの回は、知世ちゃんが、大活躍する回です^^
ケロちゃんは、さくらに登場したときと同じ声で、吃驚したのを覚えています

こちらこそ、昨年は、私のコメントにお付き合い頂きありがとうございました。

また、突拍子のないコメントや、誤字脱字の多いコメントをしてしまうと思いますが・・・良かったら見逃してやって下さい^^:

でわ、今年も昨年と同じく良い本に沢山出会えるといいですね。

by うらり (2011-01-03 23:26) 

Betty

明けましておめでとうございます。
ベストに「作家アリスシリーズ」が入っているのは嬉しい^^
ミナモさんのピックアップは個性を感じます!
参考にさせて頂きますね!
今年もよろしくお願いします。
by Betty (2011-01-04 12:43) 

sherry

ミナモさんのベスト、楽しみにしていました♪
「この闇と光」「白いひつじ」を図書館に予約しました。
「シューマンの指」は予約済みだしね!

あとは「作家アリスシリーズ」が気になります~。
まず1冊読むとしたら何がお勧めですか?

明日から仕事だわぁ~。でわ♪
by sherry (2011-01-04 14:22) 

ミナモ

>うらりさん 
こんばんは~。 ありがとうございます☆ミ
読了数は去年より上回っているとは思いませんでした(笑)
今年の目標は…なんとかクリアしたいですねぇ。苦しい><;

その3作に興味を持っていただけたようで何よりです^^*
サクラダ~はラノベですし、読みやすいのは本シリーズとこの闇~が推しです。 シューマンの指は濃厚で、中盤まで挫折しなければあとは一気読みです…←
サラダ…そ、それはサラダリセットですか?! いったいどんな話なのか皆目見当つきません(笑) というか、サクラダリセットというタイトルも読めば納得なのですが最初は「なんじゃこりゃ」と思っていたような…。

ケロちゃん登場回って何て俺得なんでしょう!(動揺)
できればユエも出てきてもらいたいですが…w
あの可愛い声での大阪弁、まだ覚えてますっ。 ちょっと観たくなってきました^^*

ではでは、今年も良い本と出逢えるように、そしてまたうらりさんと色んなお話ができますよう、よろしくお願いしますね☆ミ
by ミナモ (2011-01-05 18:20) 

ミナモ

>Bettyさん 
明けましておめでとうございます。
昨年は作家アリスにはまった年でもありました…今年も引き続きはまる予定です(笑)
やはり好みで選書するので傾向が似てるかもしれませんねw
ありがとうございますっ。
それでは、本年もどうぞ宜しくお願いいたします。
by ミナモ (2011-01-05 18:22) 

ミナモ

>sherryさん 
こんばんは、お仕事お疲れ様です。
わわ、ありがとうございます。確率でいえば1/30なので、ものっすごい迷ってました。 それでも記事をふたつに分けるだけでも時間が結構かかってしまうので…10冊のみとなりました。
気になる本があったようで嬉しいです☆ どれも大好きなので・・。

しかも既に予約済みとか…毎度のことながら、sherryさんの行動力は凄いよ! 私も見習わなきゃな(汗
その3作はね…sherryさんの好みに合うと思います…だと思いたい(笑)
特にこの闇~は、ネタバレじゃないと語れません!(笑)

作家アリス、冊数多いんだよね。 まずは短編からいかがですか?
私は『ロシア紅茶の謎』から手を出しました。 それで大丈夫そうなら長編は『46番目の密室』からとかで…。 発売順に読み進めていった方がいいかもしれません。 いや、私の気持ち的にですけどw

どの本も、読まれましたら感想聞かせてくださいな♪
by ミナモ (2011-01-05 18:31) 

sherry

ミナモさん、こんばんわ!
働いてきましたっ!

行動早い?でもほら、ここに座ったままネットで予約できちゃうから♪

で、早速「ロシア紅茶の謎」を予約しようと思ったら、予約数が
20冊になってて、できなかったの・・・;;
とりあえず読みたい本に登録しました^^
オススメ、ありがとう~♪
by sherry (2011-01-05 22:18) 

ミナモ

>sherryさん 
こんばんは~。
いや、私の場合「読みたい!」と思ってから実際に行動に移すまでが割と時間かかったりもするので・・w

あれっ、出版から結構時間経ってるからスグ読めると思ったんだけど意外にも…! 有栖川センセ、さすが!!
いつか読めるといいですね♪
by ミナモ (2011-01-06 19:52) 

sherry

ミナモさん、こんばんわ☆

違うの、違うの。
図書館では各人20冊までしか予約できないのです。
私はすでに20冊予約しちゃってるので、これ以上
入れられないということです。

でも丁度届いたのがあるので、近いうちに借りに行ったら
また予約できるので、そしたら予約します~♪
by sherry (2011-01-07 21:40) 

ミナモ

>sherryさん 
あっそーだったのか!! ごめんなさい、勘違いしてた(笑)
私の地元図書館ではひとり予約数が6冊までだから・・。
そんなに予約できるなんて、羨ましいっ←

また機会を見て、読んでみてくださいな♪
by ミナモ (2011-01-09 20:44) 

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