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高里椎奈 『金糸雀が啼く夜 薬屋探偵妖綺談』 [読書]

金糸雀が啼く夜<薬屋探偵妖綺談> (講談社文庫)

金糸雀が啼く夜<薬屋探偵妖綺談> (講談社文庫)

  • 作者: 高里 椎奈
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2006/09/16
  • メディア: 文庫

深山木薬店の三人組に分裂の危機が!展覧会からサファイアを盗み出す犯罪計画に巻き込まれた座木とリベザル。だが一方で秋は盗難警備の依頼を受けていた!さらに、対決の場に突如現れた道化師の死体とは?混乱する事態はいかなる結末を迎えるのか?花屋の主従コンビが新登場する快調シリーズ第4弾。


可愛らしい少年とイカつい青年がメインのシリーズ4冊目。
あらすじに3人の分裂の「危機」と書かれてあるけれど、1人除くと今回のことは楽しんでやっているんじゃ…て気になった。食えない人(?)たちです^^; いつも3人で(仲良くではないけれど)割と一緒に行動しているから、今度の”敵対”関係にはちょっとゾクゾクしながら読みました。あの秋に、ザギとリベザルはどう向かい打つのか。後半部分が楽しかったです。

それと平行して高遠さんが刑事を辞める云々で葉山くんが悩み奮闘する姿に、癒された…!! 抜け目があって空回りする元気さとか例のうなり声とか、いちいち可愛いかったです 相変わらず^^** もう一人の主人公と言ってもいいんじゃ…と思わなくもないくらい、出番が多くて嬉しかったw

表紙二人、特に儚げな美少年?くんに関してはラストで一気に素性と苦い過去を見せられて一気に存在感が増しました。それまで皆無だったのに…!! その分ゴツい方が頑張ってたけど(や、そうでもない…か)。二人だけの掛け合いが思っていたほど少なすぎたので、そこはちょっと残念。なのでまたセットで登場してほしいなぁ^^

 

8/19読了


タグ:高里椎奈
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