栗原ちひろ『オペラ・エテルニタ 世界は永遠を歌う』 [└ビーンズ文庫]
●あらすじ●役者は揃った―病を負った、剣士にして薬師の青年。完璧な美貌を持つ謎の詩人。青年を狙う暗殺集団の少女。舞台は整った―「世界の王」と呼ばれし者と、鳥の姿をした神によって、一度滅んだ後に復活した世界。不死を、生きる意味を、愛を求めて、彼らの長い旅が始まった。永遠よ、かくして第一の幕が上がる!全審査員が絶賛、第3回角川ビーンズ小説大賞優秀賞受賞。
栗原さんのデビュ作・シリーズ1冊目。
<エテルニタ>は、”永遠”を意味する。壮大なファンタジーの幕開けです。
世界設定さえ呑み込めば、あとはめくるめくファンタジーの世界を堪能できます!! ファンタジー好きだけど、最初の設定というか世界観に馴染むまでにこの本は結構時間がかかりました。そんだけ濃密というわけなんですけれども^^; あれだ、<暁と黄昏の狭間>シリーズを読み始めたときくらいの辛さだった。。まぁ、入り込んでしまったら読み終えるまで一度も現実世界に戻ってこれませんでしたがネ(>▽<///!!←
退廃的な世界観も超絶好みでしたが、メインキャラもベタから少し斜めったキャラで面白かったです。主人公がしょっちゅう血反吐はく虚弱体質だとか。え、え、気が強いのに剣さばきも凄いのにアッサリ倒れちゃうの、脆いの!? まぁ、最初は混乱したけれど慣れれば可愛いもんです…ええ(ふふふ)^^*
もう一人の白の美形主人公も、これからどう関わってくるのか楽しみですーww
「生きる」ことを見せ付けられた。
絶望を味わい己の後悔に囚われながらも、希望を見出そうとするその姿に強く惹かれました。
★★★★
タグ:栗原ちひろ
>kaz777さん
niceありがとうございました✿
by ミナモ (2009-02-28 00:55)