SSブログ

『スロップマンションにお帰り』 [マンガ]

スロップマンションにお帰り (花とゆめCOMICS)

スロップマンションにお帰り (花とゆめCOMICS)

  • 作者: 高尾 滋
  • 出版社/メーカー: 白泉社
  • 発売日: 2000/05
  • メディア: コミック

●あらすじ●幼い頃別れた父に会うため、夏休みにイギリスへ渡った鶴。不在の父の代わりに出迎えてくれたのは、「ツネ」と名乗る青年と妖精達だった! 田舎町で過ごすうち、鶴は次第にツネにひかれていく…。


高尾さん・初短編集。これで、残すところあと『てるてる×少年』のみ。
この短編集を知らなかったので、平積みしていた本屋さんに感謝。完全作者買い。でも外れがない(むしろ大当たり)のが良いです。
デビュー作『不思議図書館』も収録。
現在の絵と比べると多少詰め込んでいる感があったけど、切ない描写は素敵でした…。図書館ネタが多かったです。

なんというか、一瞬の感情が描かれている絵が好きです。
雰囲気がつくっている漫画。うまく言えないんですが。
だから、好みが分かれる著者だとは思うのですが、私はすっごーく好きですv
(あ。理論的な物語も魅力的で惹かれますよ(≧▽≦///)

懐かしくなって、ゴールデン・デイズを再読。最終巻8巻は、いつ読んでも泣きます。


以下、各話語り


◆スロップマンションにお帰り
表題作。ファンタジーちっくなお話。
最後は化かされた気分。繰り返し読み返してようやく納得。
最後の台詞は、”鶴”を”クレイン”と呼んでいいのは「彼」だけということ?思い出にしようとする姿が切ないけれど、でも彼と過ごした時間が暖かかった。

◆素顔の風景
青春してるな、な高校生たちの物語。
フツーの将来にアキアキしてる女の子を、変える一人の男の子の話と、男二人の青春な話がお気に入り。

◆モナリザ
お兄ちゃん(義理)が悪魔という設定。結構ファンタジー要素が多いんですね。ゴールデンもトリップものだったし。
女の子が勢いよくて、でも空回り気味なのか妙に可愛い。

◆不思議図書館
デビュー作。確かに不思議な図書館…というか、少年? こっちもファンタジー要素アリ。
最後の高子のエピローグが印象に残ったり。

◆あじさいの花
この中ではダントツに大好きだ!!
きっと『人形芝居』の前身な作品な気がする…。主人公が人形だし、なんといっても友のビジュアルがまんま静(≧▽≦///
珠枝が本当可愛かった。少年と幼女のセットは好きー。あと和風な服も好き。


★★★★☆(もうホントこの作者大好き…)(雰囲気勝負v)(他シリーズの前身らしき作品も…)


タグ:高尾滋
nice!(3)  コメント(4)  トラックバック(1) 
共通テーマ:コミック 

nice! 3

コメント 4

ミナモ

>kaz777さん
niceありがとうございました✿
by ミナモ (2008-11-11 19:57) 

ミナモ

>白さん
>「直chan」さん

niceありがとうございました✿
by ミナモ (2008-11-11 23:34) 

火狩

こんばんは、TBありがとうございます!

高尾滋さんの雰囲気は昔からだったんだな~と改めて思いました!
表題作はやっぱり面白いけど、最後の「あじさいの庭」もいいですよねー。
「人形芝居の前身」には思わず頷いてしまいましたv
時々静と嵐が人形であることを忘れます……(笑)


by 火狩 (2008-11-30 20:00) 

ミナモ

>火狩さん 
こ…ここ、こちらこそ、ご訪問ありがとうございますー!!
いらっしゃいませーv

昔から独特の雰囲気を描かれてたのですねぇとしみじみ思った1冊でしたw
あじさいの庭…んもう、メイン二人に振り回されっぱなしでした。笑
おおお…わかっていただけて、超うれしいです(壊)

本当に、彼ら人形なのかッ!?てつっこみたくなります。ココロの動きといい^^w
続刊希望です❤
by ミナモ (2008-11-30 22:33) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:

トラックバック 1

トラックバックの受付は締め切りました
ブログパーツ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。