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テンカウント 1巻 [マンガ]

黒瀬くんと居ると
少しだけ普通の人になったみたいに錯覚する

社長秘書・城谷は、偶然出会ったカウンセラーの黒瀬から自身の潔癖症を治すためのカウンセリングを受けることになる。 10個の項目をひとつずつクリアしていくうちに、城谷は親身に接してくれる黒瀬に惹かれていくが…。

極度の潔癖症を抱える青年・城谷が、他者と関わることで少しずつ自分が駄目と思っていた殻を破っていくステップが良いなぁ。 城谷青年を変えた黒瀬カウンセラーの誘導が上手でね! さりげない気遣いにニヤニヤした! 読んでいる間のこの感覚…なんだろう、少女漫画や少女小説読んでる時と同じだったなー。きゅんきゅんする。 特に城谷が体調を崩してしまった場面がお気に入り。倒れた原因が、あまりにシンプルかつストレートな感情で、それを素直に黒瀬に無意識下に出している城谷さんがもー可愛らしくて。あまずっぱ…い?のか、この感覚。 

主人公が潔癖症だから、基本まったく接触がないんですよ。 一方で、主人公の潔癖症を克服する度に主人公と相手が心情的に近づいていくのでたまらんでした。そして、あの引き!先が気になって仕方がない。モノローグに乗せる言葉が余韻を残していて、ああ気になる。

とまぁ、本当久しぶりにBLなるジャンルを読んでみたけれど、(スキンシップが過剰でないものであれば…)今後も楽しみなマンガができました。

テンカウント (1) (ディアプラス・コミックス)

テンカウント (1) (ディアプラス・コミックス)

  • 作者: 宝井 理人
  • 出版社/メーカー: 新書館
  • 発売日: 2014/03/29
  • メディア: コミック

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文豪ストレイドックス 1・2巻 [マンガ]

やってみ給えよ――やれるものなら 

孤児院を追われ途方に暮れていた青年・中島が出会ったのは、自殺願望の男・太宰治だった。現代横浜にて繰り広げる、異能力バトルアクション。(特設サイト

最近、CMや書店でよく見かけますよね。流行に乗ってる感じのマンガだなー、でもその手には乗らんぞと構えながら読んだら(この時点で負けてるけど・・)見事に好みでした。カッコイイ、カッコイイよこのマンガ!

主要キャラが文豪の名を名乗り、そしてそれぞれが持つ”異能”を使ってバトルを繰り広げるのだけど、その能力もそれぞれの特徴的な部分を抽出して発現させたようなモノで闘っていて、一風変わったバトル。(中島敦青年の能力は自身を虎に化けたり、太宰の能力はあらゆる力を無効化させる「人間失格(まんまじゃん!)」 だったり)。有名どころを引っ張ってきているからか分かりやすいね。
擬人化(その物の特徴を捉えて人の性格に合わせて具現化したものという印象)に近しい部類なのかなーと。色々と挑戦的なマンガ。

あと、 とにかくキャラがカッコ良く描かれていて痺れる。特にお気に入りは敵方の芥川青年ですよ。能力も、その佇まいもビシッと決まっていてたまらない。過去が気になる太宰青年もキャラが濃くていいなぁ。そして2巻では女子の活躍が素晴らしかった。与謝野姉さん、カッケエエ!そして、まさかの少女だった泉鏡花ちゃん(名前が可憐だからかな・・)も好きです。3巻以降どちらの立場に居るのかなー。 

お話はこれからどう進むんだろう。太宰と芥川の何やら因縁めいた関係を中島クン争奪戦の決着を絡めて展開するのかな。名前は継いでいても舞台設定は現代だし、まさか最期まで似せるようなことはしないで欲しいなと思いつつ。楽しみ。

文豪ストレイドッグス -1 (カドカワコミックス・エース)

文豪ストレイドッグス -1 (カドカワコミックス・エース)

  • 作者: 春河35
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2013/04/03
  • メディア: コミック
文豪ストレイドッグス (2) (カドカワコミックス・エース)

文豪ストレイドッグス (2) (カドカワコミックス・エース)

  • 作者: 春河35
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2013/08/02
  • メディア: コミック

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鬼灯の冷徹 1~9巻 [マンガ]

どうせ 閻魔大王(あのアホ)が面倒だからって私に相談しろとでも言ったんでしょう

閻魔大王の補佐官・鬼灯は膨大な仕事に追われつつも持ち前のドSさで周りを圧倒する日々。日本古来より有名な者たちが跋扈する、はっちゃけた地獄ライフ!

昨年の秋頃、書店で目に止まって試しにと1巻手に取ったのが懐かしい。。 とんでもなく好みの漫画でした。たぶん、読んだ時が疲れていた時だからということもあって、帰りの電車、笑いを抑えるのに必死で鼻息荒く読んだ思い出が…。地獄という舞台設定と、鬼灯を筆頭に登場するキャラクタやその掛け合いが独特なものを醸し出していて面白いです。古の知識だけでなく、所々メタな要素も取り入れて面白い地獄ライフが描かれています。私が一番最初に吹き出したところは…生前桃太郎に付き従っていた白犬が鬼灯に歯向った言葉に返した鬼灯様の「ソフトバ●ク!!」(ホワイト学割の吹き出し付き)でしょうか。。どういう漫画なのかと手探りで読んでいましたが、この瞬間ギャグコメ漫画なのかと。

あと、地獄側だけでなく天国側のキャラや西洋の悪魔も出てきてますます賑やかになってきましたね。特に鬼灯と折り合いの悪い白澤(中国の神獣)が出てくると、鬼灯の容赦なさが数割増していて面白かったです。全身全霊で嫌がらせを実行するところとか、いつもの彼らしくない姿が引き出されていて。
先日アニメ化という情報を知り、新刊に特装版があったりと人気だとは思っていましたが、そうかアニメ化か…。いや、この漫画1コマ1コマに色々と詰め込んできているから、アニメでまとめるとどうなるのか気になるところ。放送枠は夕方でもいいんじゃないかなw

鬼灯の冷徹(1) (モーニングKC)

鬼灯の冷徹(1) (モーニングKC)

  • 作者: 江口 夏実
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2011/05/23
  • メディア: コミック

鬼灯の冷徹(4) (モーニングKC)

鬼灯の冷徹(4) (モーニングKC)

  • 作者: 江口 夏実
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2012/02/23
  • メディア: コミック



鬼灯の冷徹(9) (モーニングKC)

鬼灯の冷徹(9) (モーニングKC)

  • 作者: 江口 夏実
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2013/05/23
  • メディア: コミック



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椎名くんの鳥獣百科 3巻 [マンガ]

動物はかせになる
なって、あいつも知らない事を教えられるように

大学に「怪鳥」が出現し椎名たちを驚かせる”ハシビロコウ”話、ノリが軽くて女子にモテモテな南准教授の素顔が見れたり、小学生しーちゃんも堪能できる第3巻。動物(特に鳥)への愛情がひしひしと伝わってくるなぁ。生き生きとした彼らと椎名たちの掛け合いが癒し効果大です。特にペンギン筆頭に。もう可愛すぎる。一頭一頭抱きしめてやりたい。でも今回は見た目は鋭いけど見てるうちにクセになりそうなハシビロコウに心持っていかれた。主よ……。

少し気がかりだった飛鳥教授と彼女の件はどうやら良好な関係を築けているようで何より。あと玄海教授と椎名のやり取りでは椎名の出した答えに一瞬虚を突かれて、でも彼らしい野望でニヤリとした。皆のオカン的ポジションに立ってるしーちゃんだけど、よく彼を見て理解し合ってる花の存在はでかいなぁと再認識もしたり。縁が強いというのか。大学入学式のことは…もう愛が(敬愛?)深いとしか。

掲載分は今回で終了ですが、どうやら掲載媒体を変えて続投されるようです。よかったー。刊行ペースが遅くなっても構わない、この漫画、ずっと待ち続けますよ!!

椎名くんの鳥獣百科 3 (マッグガーデンコミックス アヴァルスシリーズ)

椎名くんの鳥獣百科 3 (マッグガーデンコミックス アヴァルスシリーズ)

  • 作者: 十月 士也
  • 出版社/メーカー: マッグガーデン
  • 発売日: 2012/07/14
  • メディア: コミック

誰かれ構わず勧めて回りたい。


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マギ 12巻 [マンガ]

もう 君とは行けない

ひとつの大きな転機がやってきた…? 久々登場かと思ったジュダルちゃんは妙な方向に吹っ切れて不安が増してゆくし、敵側の煌帝国の面々も登場するし、シンの裏の表情も見えたり…で目まぐるしい。渦中にいるアラジンら信号トリオにも分岐点がやってきて、3人セットの活躍が好きな自分にしたらちょっと寂しい気持ちが。必然的な展開ではあるかもしれないけどね。前へ前へ!かき立てられるように、キャラもお話も進んでいく。

ひとまず、仮面が取れかけた獰猛な表情や幼き少年の頃の楽しそうなカット、主を鼓舞しつつ徹底した忠誠を貫くジャーファル兄さんに喝采。シンに不安要素あるけれど、シンドリアの人たちスキーなので、一人でも欠けないで欲しいな。。

マギ 12 (少年サンデーコミックス)

マギ 12 (少年サンデーコミックス)

  • 作者: 大高 忍
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2012/04/18
  • メディア: コミック


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アルオスメンテ 2巻 [マンガ]

気ィつけた方がいいですよ 

堅物で”エンジェル”と揶揄される神官レグナの変化がじわじわと効いてくる。そして双子の騎士団長、特に兄ランテの印象がくるくる変わって面白い。二人が抱えている闇、謎…レグナ父が深く関わってきそうで、レグナじしんがどう動いて「真実」を見極めるのか、「アルオスメンテ」の秘術は完成するのか楽しみですな。
そういや「アルオスメンテ」でのタロットカード合わせの進行は中々進んでないけど、タロットの名だけではなく数字も重要になると語る場面とか、色々考えられそうで面白いなぁと。ちなみに私は、今はまったく犯人分かりません!  当てずっぽうで、ディーベルトとか?(酷い)

今回印象に残ったのは軍師ことジャスミンの彼。彼は信じたいなぁ。愛されキャラ。 あと思っていたよりもレグナと皇帝との距離感が掴みにくい、やも。少年時代の仲の良さをそのまま現在と混同してはいけないのか。やたらと絡んでくるランテの主張も表面上に受け取ってはいけないきな臭さも匂わせているし、レグナが本当に信頼出来る人間って未だに分からない(笑) 夢の中の”賢者”だけか? その”賢者”もイイ性格していて、翻弄されるレグナが楽し…大変そうだ。 ところで”賢者”がどうしてレグナの姿をかたどっているのか、その理由が明かされて思わず笑った。

次は双子の話(過去)へと移るよう。この黒と白の双子、たまりません! レグナが見ている父親の像と二人(というか騎士団)が抱いてるイメージが極端であることも、この先どう転がるのか気になるところ。
余談。前巻レグナの髪型にびっくりしましたが、今回巻末で少し触れられていてああやっぱり…ってなった。衣装のつくりも気になる。

アルオスメンテ 2巻 (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)

アルオスメンテ 2巻 (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)

  • 作者: あき
  • 出版社/メーカー: 一迅社
  • 発売日: 2012/02/25
  • メディア: コミック


ゼロサムWARD (ワード) 2012年 03月号 [雑誌]

ゼロサムWARD (ワード) 2012年 03月号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 一迅社
  • 発売日: 2012/01/16
  • メディア: 雑誌

双子、双子!



タグ:あき
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夏目友人帳 13巻 [マンガ]

的場静司から妖怪退治の「依頼」として手紙を受け取った夏目。読む前に手紙を失くしてしまい、渋々的場と一時協力関係を結ぶことに。夏目の級友・西村&北本それぞれから見た夏目との距離を描いた特別編も収録。

やや強引に的場の仕事に協力してしまう夏目が見た”的場当主”の在り方。反発を覚える的場一門の妖怪への仕打ち――だが的場静司が抱える事情を垣間見、少し動揺する夏目。憎み切れない人になってきたな、的場当主。

出番らしい出番があまりなかったけれど実は暗躍していた名取さん。夏目との交流が深まるたびに何故だかお互いの距離感がちぐはぐなような、掴めない微妙な感じがうかがえて。…少し寂しい気持ちになる。相手のこと、考えて大切に思っているはずなのに、少ししこりが残る感覚。 的場の”本音”が少し書かれたであろう手紙を破り夏目に見せなかったのは結果的には良かったのかもしれないけど、何だか寂しい人に見えてきた。

嬉しかったのが、西村くんや北本くんメインの話。妖怪が見えない彼らは、彼らなりの思いを持って夏目に接している。 田沼くんや多軌ちゃんのように、妖怪を知る人の友人も心強いものだけど。明るい西村や冷静な北本のイメージが、少し変わったような。登場回数こそ、名取さんや田沼くんたちに負けてはいるけど、大事な友人には違いないよなー。とても満足。


夏目友人帳 13 (花とゆめCOMICS)

夏目友人帳 13 (花とゆめCOMICS)

  • 作者: 緑川ゆき
  • 出版社/メーカー: 白泉社
  • 発売日: 2012/01/04
  • メディア: コミック

 


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椎名くんの鳥獣百科 1・2巻 [マンガ]

動物学者を目指す青年助教授・椎名の日課は研究と幼なじみのお守り。個性豊かな研究室メンバーや動物に振り回されたり、学長選の陰謀に巻き込まれそうになったり…。椎名くんの周りはいつも賑やかだ。

一話一話、読み応えがあって超お気に入りった。 仲の良い幼なじみや仲間とのほんわかなやり取りだけでなく、大学ならではの微妙な人間関係が動くところもミソ。学長の座を狙う教授二人の確執など厄介事に巻き込まれる椎名くん。ただただ、動物たちとたわむれ研究にいそしむ日常を送れるはずもなく…。 2巻ではその確執が表面化し椎名くんたちも巻き込まれることになったけど、椎名くんの活躍が著しくイケメン度がますます上がってきているような。カッコイイ! そして惚れる。

動物が生き生きしているのが、また可愛い…。特にペンギン!2巻はシマウマ!! 本当のことだから! 色んな動物たちが丁寧に描かれているのも見所の一つではないかなー。きな臭い駆け引きごともありつつ良い清涼剤になってます。

キャラクターがお気に入りの一つではあるけれど、「大人」の嫌な面が見えたり動物への深い造詣や、一筋縄では行かない人の繋がりとあたたかい絆を感じられて何度も読み込んでしまうマンガです。

 

椎名くんの鳥獣百科(1) (アヴァルスコミックス)

椎名くんの鳥獣百科(1) (アヴァルスコミックス)

  • 作者: 十月士也
  • 出版社/メーカー: マッグガーデン
  • 発売日: 2011/07/15
  • メディア: コミック

 

椎名くんの鳥獣百科 2 (マッグガーデンコミックス アヴァルスシリーズ)

椎名くんの鳥獣百科 2 (マッグガーデンコミックス アヴァルスシリーズ)

  • 作者: 十月 士也
  • 出版社/メーカー: マッグガーデン
  • 発売日: 2011/10/15
  • メディア: コミック

※ちなみにタイトルの「鳥獣」は「とりけも」と呼ぶみたいで。…可愛い!!

 


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マギ 1~9巻 [マンガ]

運び屋としてひっそり生計を立てていたアリババは不思議な少年・アラジンと出会う。この邂逅が後に壮大な運命の幕開けのきっかけとなる。舞台は世界中! かの「アラジン」の物語とは全く別の、魔法が飛び交う冒険ファンタジー。

今一番はまってる漫画といえば『マギ』としか答えられません。最近少年漫画は新規開拓してませんでしたが、twitterにてプッシュ頂いてから試しに1巻買ったらいつの間にか既刊全部購入していたという不思議。 最初こそ友情ありバトルありのお宝発掘ファンタジーかなと思ってたんですけど。

それでも十分楽しかったのに、アリババくんの正体が実は…なことで始まった「バルバット編」で今までに無かった政治的な駆け引きも見られてどんどん面白くなって。更に価値観のぶつかり合いや魔法対決てんこ盛りでバトル面でも熱い熱い。謎が明かされればまた新たな謎が見え、世界の勢力図と陰に潜む邪悪な組織の存在も登場し…スケールがどんどん大きくなって、ぐいぐい読んでしまいます。

次々と魅力的なキャラも投入されて(シンドリア王国のシンドバッド王とその従臣たちや、巨大な力を持つ煌帝国の彼彼女とか…) 楽しくてしゃーないです。まっすぐな友情がまぶしくて、物語の広がりにときめいて、続きが気になる漫画。次は10月に新刊が出るようなので楽しみです。

マギ 1 (少年サンデーコミックス)

マギ 1 (少年サンデーコミックス)

  • 作者: 大高 忍
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2009/12/18
  • メディア: コミック

マギ 8 (少年サンデーコミックス)

マギ 8 (少年サンデーコミックス)

  • 作者: 大高 忍
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2011/04/18
  • メディア: コミック

マギ 9 (少年サンデーコミックス)

マギ 9 (少年サンデーコミックス)

  • 作者: 大高 忍
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2011/07/15
  • メディア: コミック

タグ:大高忍
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アルオスメンテ 1巻 [マンガ]

神官レグナが授かった神託は「死んでしまえ」の言葉。誰が誰に向けての殺意かも分からぬ彼は、若き皇帝を守るため「アルオスメンテ」と呼ばれる秘術で賢者を夢に呼び出す。挿絵でも漫画でも大好きな作家さんの新作。この方の作る世界観がとても好きで、今回も、繰り返し読んで浸ってしまいます。宮廷陰謀劇にタロットカード、夢見等ファンタジー要素が組み合わさって不思議さと生々しさが混在したような雰囲気。1巻は序章のようで話はあまり動いてませんが、色々謎やら伏線やら関係が敷かれてあって要素はてんこ盛りでした。

てっきりレグナは皇帝アルシャンとの掛け合いが多いと思ったのに、実際は陽気で軽快な騎士ランテとの方が絡みは多かったのが意外。キャラの掛け合いは楽しめますが、誰が裏切り者なのか、疑いの目は向けずにいられないし、気になるランテの双子の兄・ダンテは腹に一物あるようだし、神託を受けるレグナの一族も何か絡んでくるんじゃないかなーとも思えてきて、あら疑惑がそこここに(笑) 頼みの”賢者”も難解なことを提示するしで、レグナの受難は尽きませんね。。真面目堅物の天使は、果たして犯人を突き止めることができるのか。誰が裏切りを働いているのか、見極めるのが難しいけれど、色々考えられて面白いです。

意外といえば、レグナの髪型は表紙からおかっぱかと思っていたのに長髪だったという。…おいしい!

アルオスメンテ(1) (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)

アルオスメンテ(1) (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)

  • 作者: あき
  • 出版社/メーカー: 一迅社
  • 発売日: 2011/02/25
  • メディア: コミック
ゼロサム WARD (ワード) 2011年 02月号 [雑誌]

ゼロサム WARD (ワード) 2011年 02月号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 一迅社
  • 発売日: 2011/01/15
  • メディア: 雑誌

レグナ&ランテのツーショットがあったのでぺたり。

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