『終末のフール』 [読書]
●あらすじ●あと3年で世界が終わるなら、何をしますか。2xxx年。「8年後に小惑星が落ちてきて地球が滅亡する」と発表されて5年後。犯罪がはびこり、秩序は崩壊した混乱の中、仙台市北部の団地に住む人々は、いかにそれぞれの人生を送るのか? 傑作連作短編集。
11冊目の伊坂さん。スランバーまであとちょっと。
あと3年で世界が終わる現代を描いた物語。フィクションならではの設定ですね!それなのに動いてるキャラたちの心情等がやけにリアルに迫っていて、そのギャップに悶えてました。←
”世界が終わる”設定なら、もっと混濁していて狂気が蠢いているインモラル的な内容を思い浮かべてました。が、本作はその混乱した雰囲気が過ぎ去った(何かが抜け落ちたような、)穏やかな日々を過ごす人たちを描いてました。
全8篇。特に気に入ったのは「太陽のシール」「冬眠のガール」「鋼鉄のウール」です。
「せめて最後に何かをする」が「恋をする」って、何かいいな。
人の死に慣れてしまった世界だけど、暖かいものに触れました。
ホントに世界の破滅が待っているのか!?と思ったくらい、何だか良いもの見せてもらったよ、みたいな。
だから、まだ世界が落ち着く前の、絶望とか狂ったひとたちの話も少し見てみたかったなぁとも思ったり。
★★★+(嵐の前の静けさ的な?)
タグ:伊坂幸太郎
私ラストに一風の明るさ?を感じた演劇のオールが好みです。
by おどんとグリフス (2008-11-02 22:21)
>おどんとグリフスさん
その話も好きですv
最後に収束していく感じが^^///
niceありがとうございました✿
by ミナモ (2008-11-04 00:15)
>kaz777さん
niceありがとうございました✿
by ミナモ (2008-11-04 00:16)
読みたくなりました。
文庫化しないかな~。
by 僕 (2008-11-05 00:46)
>僕さん
面白かったですよー^^/// 激しい展開というものはないのですが…落ち着いた気分で読めます♪
砂漠が文庫落ちしたので、もう少し待てばこれも文庫落ちするかなと狙ってますv
niceありがとうございました✿
by ミナモ (2008-11-05 08:58)
>「直chan」さん
niceありがとうございました✿
by ミナモ (2008-11-05 08:58)
こんにちは。
終末のフールはシリアスな設定ですがなぜか読後が爽やかな作品ですね^^
でもリアルな描写はさすが伊坂幸太郎!!と思わせられます。
『魔王』といい伊坂さんは描写が妙にリアルでどきっとします。
by 花音 (2008-11-05 18:55)
>花音さん
そうなんですよね、波乱めいた展開はないものの、全体通すととても穏やかな印象が残った本でした。
魔王といい、どうしてこんなリアルな感情がひょろっと出てくるのか…エンターテインメントというのを忘れて深く考えこんじゃいます^^///
niceありがとうございました✿
by ミナモ (2008-11-06 00:07)
>鰯母さん
niceありがとうございました✿
by ミナモ (2008-11-06 00:08)
コメありがとうございました^^
危機感を感じさせない雰囲気に和みました♪
本当に世界が滅んでしまうのか!?
と疑問に思ったほどです。笑
伊坂さんらしいユーモアセンスに引き込まれ、
あっという間に読み終えた作品です★
TBさせて頂きました!
by 月夜 (2008-11-07 21:04)
>月夜さん
こちらこそ、ご訪問ありがとうございます!!
ネットの海に紛れていたところ月夜さんのサイトを見かけまして。最近読了されたようなので思わずコメントしてしまいました…。。///
伊坂さんのユーモアセンスは私ものめり込んでますvv我慢して刊行順に読んでいるくらいw
読書メーター使われているようですね^^ 後ほど登録させていただきます!
TBまで…!!ありがとうございます!返信させていただきますv
by ミナモ (2008-11-08 08:08)