少年アリス

少年アリス

• 作者: 長野 まゆみ
  発売日: 1989/01
  
  「アリスは何処だ。あれからどうなったのだろう」

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初・長野まゆみ。
古めかしい文章に、幻想的な世界。たっぷり読書の時間を楽しみました。

少年・アリスが迷い込んだ夜中の学校は不思議な雰囲気を纏った世界。
空を飛ぶ、星を縫い付ける等などファンタジックなことが起こったりするのですが、その中でも段々薄ら寒くなっていく展開にドキドキ。

とくにアリスが『先生』に追い詰められていくところは一種のホラーちっくで怖かったです。
少し怪談ぽかったかなぁ。

あと、大人のための童話のように思えました。
１Ｐの文字数があまりに少なすぎ&全体もそんなに頁数がないはずなのに、心に残るような物語でした。

なんとなくだけど、平日より休日に読みたい本！


１票どうぞー。

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