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陽気なギャングが地球を回す [読書]

陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)

陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)

  • 作者: 伊坂 幸太郎
  • 出版社/メーカー: 祥伝社
  • 発売日: 2006/02
  • メディア: 文庫

    ★★★★★
すっげー面白かった!!最高!!!
伊坂作品は発行順に読んでいて、これが3作目です。

演説の達人・嘘を見抜く名人・天才スリ青年・正確な体内時計の持ち主が組めば、銀行強盗など目ではない!
だけど今回は報酬は横取りされるし、仲間の息子の虐め事件に巻き込まれるし、死体は出現根っからのワルまで出てきてもーどうなるの!?と思いながら勢いで読み終えました。

はー、伊坂作品は出てくる人たちがすごく魅力的で好きなのだけど、今回はまた随分個性的な人たちばかりが出てくるもんだ。
それに、雰囲気がね、前2作と違って良いんです。
暗い感じもあるにはあったけれど、それより強盗4人のやりとりとか、仲間のために人肌脱ぐ姿とかよかったな。
結束感があって。
冷たい関係のように見えて、案外お互いのことを思っている仕草ににやにやしたり。

強盗が強盗に金を横取りされるってとこが面白かったのだけど、そこからさらに急展開・意外な結果が待っていて、最後まで笑いと驚きを持っていったなーと思いました。
ラッシュライフでも思ったけど、こっちのほうがバッカーノ!向き!!
映画版は確かに賛否両論な気がする。特に最後あたりの展開とか。
でもどっちも楽しめたからいっか。

読書って楽しいな、と改めて実感しました。
頁をめくる手が止まりません、というか、止まれませんでした。


「本日はお忙しいところまことに申し訳ありません。紹介が遅れましたが、私たちは銀行強盗です。四分の時間を私たちにいただきたいのです。二百四十秒です。人生の中の二百四十秒は貴重ではありますが、取り戻せないほどのものでもありません。四分経てば、私たちはおとなしくおとなしく退散します。何もしないでください。そうでないと私はあなたがたのうちの誰かを撃たなくてはいけなくなります。これからの二百四十秒が、人生の終わりから数えて二百四十秒ということにもなりかねません。そのあたりは何とぞご理解を」



1票どうぞー。

タグ:伊坂幸太郎
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コメント 4

花音

こんにちは。

陽気なギャング読みましたか!!
ほんっと面白いですよね^^
彼ら4人のやり取りがいちいち楽しくて頬がゆるみます。
響野の演説が好きです。

映画は見てないんですよね。
今度借りてみようかな^^

by 花音 (2008-03-24 17:35) 

みらい

こんにちわぁ(^-^*)/
面白そうですね。探してみまぁす。
by みらい (2008-03-24 19:01) 

ミナモ

>花音さん
こんにちは!niceありがとうございますv
もー伊坂ワールドにはまってしまいました!!特にコレとかもう、大のお気に入りになりましたぜw

映画は結構豪華キャストだったような。
響野さんがハマリ役でしたよー^^
by ミナモ (2008-03-25 08:57) 

ミナモ

>みらいさん
こんにちはvniceありがとうございますっ。
面白いですよ!!
絶賛、オススメしますvv
by ミナモ (2008-03-25 08:58) 

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