『西の末裔 応えよ、追憶に眠る者』村田栞 [└ビーンズ文庫]
人に仇なす殭屍殲滅のため、旅を続ける修行僧・青蓮。禁軍の黄豹や朱虎とも交流が深くなるなか、一番心を許していた黒麒に急に避けられるようになり…。シリーズ第2弾。
ついに見つけた仇が心を開いていた青蓮と知った黒麒の葛藤が辛かった2巻。 青蓮に記憶が戻っていないことと、現状で任務を全うするためには青蓮が必要なこと、既に情が移っているのに気付かされたことで身動きが取れなくなった黒麒の懊悩にひやひやさせられた。
しっかし、過去に起きた出来事はもっと引っ張るのかと思いきや、今回でほぼ全容が明かされていました。青蓮と黒麒のわだかまりも一区切りついたのか、な…? 青蓮たちの過去と今が繋がり、黒幕らしき人も浮上して…ま、まだ続くよね。黄豹と朱虎の活躍ももっと読みたいし。ひとまず、三蔵さんの出番がとても稀になってしまったのが不憫なので、続きはもっと活躍してほしいな。
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