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『チャリング・クロス街84番地 書物を愛する人のための本』ヘレーン・ハンフ [読書]

チャリング・クロス街84番地―書物を愛する人のための本 (中公文庫)

チャリング・クロス街84番地―書物を愛する人のための本 (中公文庫)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 中央公論社
  • 発売日: 1984/10/10
  • メディア: 文庫

ニューヨークに住む本好きの女性が、ロンドンのチャリング・クロス街84番地にある古書店マーク社にあてた一通の手紙。二十年に渡って続く手紙のやり取りが収まった一冊。

本好き(特に古書好き?)にはたまらない一冊でした!

アメリカ人女性ヘレーンとイギリスの古書店員たちの手紙の交流のみで構成されている本書。 ヘレーンが欲する本の在庫についてが主だったのが、段々と交流が深まるにつれ色んな人たちがヘレーンに向けて手紙をしたためていきます。手紙のやり取りで特にお気に入りだったのは、やはり最初にヘレーンの手紙を受け取ったとある古書店員ですね。明るく、時に鋭いユーモアを混ぜたヘレーンの文章と、誠実に紳士に時に真面目すぎるのではと思うほどの謙虚な古書店員の文章は雰囲気が全く違っていて面白かったです。

登場人物たちが次々と挙げていく作品はどれも有名みたいだけど、私には数冊しか分からなかったのがちょっと残念。もっと知っていれば、より楽しめたのではないかと。 


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