『幽霊伯爵の花嫁 -彷徨う少女と踊る髑髏の秘密-』宮野美嘉 [少女小説]
幽霊伯爵の花嫁 -彷徨う少女と踊る髑髏の秘密- (ルルル文庫)
- 作者: 宮野 美嘉
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2012/11/27
- メディア: 文庫
ジェイクを父と呼ぶ少女の幽霊が現れた。伯爵家で騒動が起きるなか、ジェイクはサアラと少女の接触を頑なに禁止する。さらに伯爵家と因縁のある女性も現れて…。シリーズ第6弾。
またガツンとやられました。糖分はどんどん投入されているのに、引っかき傷が残ります。
伯爵家の騒動元となった少女幽霊リオンの正体は、気づかないままある一人を疑いにかかってました。すみません…。知ってしまうと重い事実で、受け止められかねないな。全てを明らかにしない優しさ、あってもいいと思います。このあたりの対応も、やっぱりサアラは変わったんじゃないかなーと。(最初の頃はアシェリーゼ様のこと、割と何とも思ってなさそうだったのに。(違うかも。失礼か…) )
エリオスの母親登場は意外だったけれど、あの性格ならサアラと絡まなかったのは正解かもしれない…恐いもの見たさです。あと幼いサアラとジェイクの駆け引きは今よりももっと殺伐としていて、むき出しのやり取りで面白かったなー。ところで今回アシェリーゼ様が不調気味とのことで出番は少なく残念に思いましたが、その分フィナお嬢様と忠犬とのやり取りが最高でした! 忠犬の忠犬ぶりには感嘆してますが、まさかフィナからのベクトルがちょっと見えるとはね!! ああもう可愛い…。
次で最終巻なんて寂しすぎるわ…。
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