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『幽霊伯爵の花嫁 -悪魔の罪過と忘れられた愛嬢-』宮野美嘉 [少女小説]

幽霊伯爵の花嫁 -悪魔の罪過と忘れられた愛嬢- (ルルル文庫)

幽霊伯爵の花嫁 -悪魔の罪過と忘れられた愛嬢- (ルルル文庫)

  • 作者: 宮野 美嘉
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2012/08/24
  • メディア: 文庫

街を騒がす幽霊との対峙でジェイクの記憶が10年分失われてしまった! 妻のサアラと愛息エリオスに他人のように冷たく接するジェイクに対しサアラがとった行動は…。シリーズ第5弾。

記憶喪失とはまたベタなと思いはしたものの、その後の展開はさすがというか。サアラの行動は読めません。

とはいえ今回、サアラの行動に少し違和感を感じていたら、やっぱりと。 ジェイクが自分を忘れてしまっても受け入れて自分をさらに刻みこようとする姿勢は、らしいと思っても、エリオスのためにやっぱり記憶を取り戻したいと考え直す彼女の思考が何だからしくないなぁ。その変化はとても良いもので、サアラもジェイクに影響されているんだと改めて思いました。といっても、ぶっ飛んでるには変わりませんが(どっちだ)!

エリオス少年にもほんのり春の兆しが…と思いましたが、これは相当厄介な。可能性が芽を出した途端に絶望的なまでの壁を感じることになろうとは。
タグ:宮野美嘉
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