『鬼舞 見習い陰陽師と爛邪の香り』瀬川貴次 [├コバルト文庫]
鬼舞 見習い陰陽師と爛邪の香り (鬼舞シリーズ) (コバルト文庫)
- 作者: 瀬川 貴次
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2012/03/01
- メディア: 文庫
シリーズ第5弾。安倍清明の息子二人から術の手ほどきを受け始めた道冬。一方、道冬の従者・行近は彼の過去を知る者と接触する。界隈に出現した「鬼」。妖異は次第に都へと手を伸ばし…。
右近の中将さまお久しぶりだね待ってた!
今回は特に行近に焦点当たってました。肝心の所は明かされていないけれど、おおよその背景が分かってきたような。道冬への忠義は何の含みもないようなので少し安心した一方で道冬じしんがやっぱり不安になってきた…。着々と人外問わず虜にしていってる道冬が、無事立派な陰陽師になれるには…まだ実力や経験以外に障壁がありそうで、そろそろ、真相を知りたい…!! 彼の継子だからといって、あの様子は何かおかしいし。。
今回は吉平兄さんの出番は少なかったですが、代わりに弟くんが面白くて満足。普段は先輩風ふかしているのにどこか子どもっぽさが残っているところとかが色々と伺えて。兄と道冬の距離が縮まったと察知したと思えば、気に入りの玩具を横取りされるような心境に陥ったり、馬の合わない陰陽寮生に対して結構あけすけに好戦的だったり…。本当に普段仮面被れてるのか不安に思うほど表情豊かで見ていて楽しいです。でも兄さんもっと活躍してもいいのよ。
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