『雪下に咲いた日輪と 薬屋探偵妖綺談』高里椎奈

雪下に咲いた日輪と　薬屋探偵妖綺談 (講談社文庫)

• 作者: 高里 椎奈
• 出版社/メーカー: 講談社
• 発売日: 2009/05/15
• メディア: 文庫

断崖絶壁に立ついわくありげな洋館を買うと言い出した父親の真意を知るため、少女・砂波は「深山木薬店」に訪れる。そして、妙な縁より秋たちは彼女とともに噂の洋館に向かうことに。

シリーズ第12巻。　今回は高遠さんとその家族の話でした。殺人事件は起こってますが、つまりはそういうことですよね？　高遠ファミリーは濃ゆかった。。ミステリに関しては置いといて、とりあえず成り行きで秋に付いてきたリベザル少年と砂波のチグハグなやり取りが可愛くて楽しみました。ザギは今回、序盤以降ずっと人型ではなかったので、あの砂吐きそうな台詞が聞けなくて残念。まぁとにかく、今回は秋が高遠さんに結構踏み込んできたのが意外で、嬉しかったな。いつも邪険にしがちだから！

しかし最後のやり取りに嫌でも次の最終巻を思わずにはいられない。やっぱり最後は秋の「謎」を解いて〆なのかしら。第2部は既に連載されてますが、主役トリオの固定パターン好きにはやっぱり寂しい気分が…。

タグ：高里椎奈