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瀬川貴次『闇に歌えば 黄金色の黎明(後編)』 [├コバルト文庫]

黄金(きん)色の黎明 後編―闇に歌えば〈11〉 (集英社スーパーファンタジー文庫)

黄金(きん)色の黎明 後編―闇に歌えば〈11〉 (集英社スーパーファンタジー文庫)

  • 作者: 瀬川 貴次
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 1996/12
  • メディア: 文庫

御霊部の柊一と平家の末裔が海へと向かう誠志郎たちに加わり、秋田へ向かうことに。だが、御霊部部長籠目が現れ、テレパスで彼らの思考波を読み、追跡してくる…。御霊部、特殊文化財課、平家の残党に追われる一行の運命は?全員集結した能登金剛の海で、今、全てが明らかに…。

シリーズ第12巻にて本編完結。 ああ…終わっちゃった。 シリーズでは番外編が残り1冊あるけど、本編はこれで終わり。 感無量です。
幸世のことは、どう片をつけるのかと思いきや。 誠志郎、大活躍で興奮しました!
平家の亡霊組の末路は呆気無かった気がして若干モヤッとしたけれど、これで良かったのかなあと一応の納得。 妄執の果て、永遠の命を手にしたものの末路。 「彼」には あれ が一種の救いの形なのかもしれない。

以下こまごまと。 克也さん要素は少なかったものの後輩を気遣う気持ちは十分伝わってきたよ! 耕作といい、エリ子さん、万来課長(この人はまだ警戒心が・・w)…もうヤミブンの団結力に悶え転がりました。 アクの強い人の集まりなのに、この仲間意識…!! ラストでは「彼」の参入も匂わせていたし(聖霊狩りでもそうだったな)、楽しみな組織です。 鷹子ちゃんと安芸に若干フラグが立った気がするのは気のせい…?w そしてそして、幸世登場巻辺りから誠志郎と柊一のやり取りが素敵でした。

さて、約2ヶ月かかって本シリーズを読了しましたが、うん やっぱり聖霊狩りより好きでした。 多分、主人公の誠志郎が基本根暗な性格してるからというのが大きいかもw>あとがきを読んで気づいたこと。 色々考え込んだり、悩んだりしながらもヤミブンをはじめ色んな人たちと接し、戦ったことで成長していく様子を見ていくのが好きだったんです。きっと。

本当に…最後までコバルト文庫で新装版出して欲しかったです…! いや、今でも待ってます…!!

2010/10読了[黒ハート] 拍手ボタン


タグ:瀬川貴次
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