瀬川貴次『闇に歌えば 黄金色の黎明(前編)』 [├コバルト文庫]
黄金色の黎明 前編―闇に歌えば〈10〉 (集英社スーパーファンタジー文庫)
- 作者: 瀬川 貴次
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 1996/12
- メディア: 文庫
御霊部の柊一と平家の末裔が海へと向かう誠志郎たちに加わり、秋田へ向かうことに。だが、御霊部部長籠目が現れ、テレパスで彼らの思考波を読み、追跡してくる…。
シリーズ第10巻。うっうっ 面白かったー。何この盛り上がり様は! 巻を追うごとに夢中になる。ほんと、これ欲しい…(ファンタジー文庫って絶版だよね・・) 逃避行の中、誠志郎の懊悩具合も読んでてニヤニヤ←
シリーズ中盤は若干中弛みのような気がしたのに、誠志郎たちの逃避行からの巻き返しがすごい。 今回も、追跡組との対決や誠志郎の火事場の何とか等見所がたくさん、おまけにスリリングな修学旅行気分も味わえる(笑)お得な巻でした。
普段無力なのに火事場の何とかが働いて無敵状態になる坊や、すごいぜ。鈴男くんもすっかりメンバーの一員ですな。追跡組も入り乱れてますねー。 特に耕作さんと雅行の会話に、ヤミブンの誠志郎たち後輩への思いが見えていて、ああもう。 直接言えない立場なのがもどかしい><
別に本編となんにも関係ないのだけど、美佳子ちゃんと安芸くんの漫才コンビ仲が冴え渡っていますが、あれ、美佳子ちゃん仄かに誠志郎のヒロイン~な立場かと思ってたんだ、けど…?w
脳内で萌えと燃えが渾然一体になってます。 うわわわ。
本編は残すところあと後編のみとなりました。 とても楽しみ!
2010/10読了 *拍手ボタン*
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