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瀬川貴次『闇に歌えば 紅蓮の御霊姫』 [├コバルト文庫]

紅蓮の御霊姫 闇に歌えば (闇に歌えばシリーズ) (コバルト文庫)

紅蓮の御霊姫 闇に歌えば (闇に歌えばシリーズ) (コバルト文庫)

  • 作者: 瀬川 貴次
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2007/03/01
  • メディア: 文庫

人魚のミイラが悲鳴をあげる!霊感を持つ前髪が突然熱を持つと、誠志郎の目の前に空から裸の少女が降ってきた! 誠志郎がヤミブンに相談に行くと逆に「悲鳴をあげる人魚のミイラ」の調査を命じられ…!?

シリーズ第8巻。 いよいよ、と言いますか、シリーズを通しての大きな物語が一気に動き出した巻だったような気がします。 誠志郎が今までの闘いや葛藤をいい意味で区切りをつけたなぁ。 吹っ切れた、のかしら。。

空から降ってきた少女・幸世。 彼女が誠志郎の前に現れたのがきっかけか…ヤミブン・御霊部・そして嶺含む謎の組織の3つの勢力が行動に出ましたね。 幸世の正体はうっすら分かっていたけれど、「鱗」は何なのかなぁと、まだ謎があるような。
もうもう、今回は何と行ってもエリ子おばさまと克也でしょう! それと、苑。 やっぱり、誠志郎は過去の闘いで負った痛み(記憶)を封印されていたのか。 通りで、「黒焔」以降でも態度が変わらなかったわけだ。 思わぬハプニングで、少し救われた気がします。

そしてそして、最後の逃避行! まさかヤミブンも誠志郎たちの追手になるとは思わなかったけれど、安芸、美佳子ちゃんを加えての逃避行は楽しみでもありますっ。 鈴男も来てくれないかなぁ…カレーを片付けたらでいいからw

2010/10読了[るんるん] 拍手ボタン


タグ:瀬川貴次
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