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有栖川有栖『ペルシャ猫の謎』 [読書]

ペルシャ猫の謎 (講談社文庫)

ペルシャ猫の謎 (講談社文庫)

  • 作者: 有栖川 有栖
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2002/06/14
  • メディア: 文庫

「買いなさい。損はさせないから」話題騒然の表題作「ペルシャ猫の謎」。血塗られた舞台に愛と憎しみが交錯する「切り裂きジャックを待ちながら」、名バイプレーヤー・森下刑事が主役となって名推理を披露する「赤い帽子」など、粒よりの傑作集。「国名シリーズ」第五弾、火村・有栖川の名コンビはパワー全開。 

国名シリーズその5。
かつくら2010年夏号 火村シリーズの紹介頁で本作を特にプッシュされていたので、何だ何だと思いながら「読め!」と言われてるその話を読んだら…これは、うん、なるほど。 火村ファンならもってこいだな! その話と若干リンクしてる表題の顛末は、それもアリ?とも思ったけれどね…。 火村先生が可愛かったから、問題ないw

「切り裂きジャックを待ちながらが」が好き。実在していた”ジャック・ザ・リッパー”と現代の事件を絡めた本作は好みです。 関係ないけど、ベイカー街を舞台にしたコナンの映画も大好き。 稀代の殺人鬼への解釈が、それぞれ興味深かった。

「赤い帽子」は、好みの作品だけど読むのが遅かった。珍しく主役は、三十コンビではなく度々登場していた森下刑事。 このシリーズは、火村とアリスという強力コンビが魅力的なわけですが、彼らの周りにいる刑事さんとか、編集者とか、さりげなく好印象に残る人たちが多いなぁと ふと思った。火村たちにツンケンしている野上刑事も、実はそれほど嫌いではないし。

2010/9読了[るんるん] *拍手ボタン


タグ:有栖川有栖
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コメント 2

コースケ

こんばんは。初めまして。
僕も有栖川さんが好きでよく読んでます。
この「ペルシャ猫の謎」、表題作が一番の問題作というか、
えっ?という感じでした(苦笑
「悲劇的」が個人的に好きです。

by コースケ (2010-10-13 21:31) 

ミナモ

>ユースケさん 
はじめまして、コメントありがとうございます。
夏ごろから有栖川さん、というより火村シリーズに首ったけ状態ですっ。
長編・国名どちらも大好きです^^*
表題作、これはアリなのか?と思いはしたけれど、准教授の猫好きを発見して満足している自分がいたりします(笑)
「悲劇的」も良かったですよね、ほんというと、「うーん」と思った作品を込みで、好きだなと思ってしまっていますw
by ミナモ (2010-10-16 00:27) 

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