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京極夏彦『姑獲鳥の夏』 [読書]

文庫版 姑獲鳥の夏 (講談社文庫)

文庫版 姑獲鳥の夏 (講談社文庫)

  • 作者: 京極 夏彦
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1998/09/14
  • メディア: 文庫

この世には不思議なことなど何もないのだよ―古本屋にして陰陽師が憑物を落とし事件を解きほぐす人気シリーズ第一弾。東京・雑司ケ谷の医院に奇怪な噂が流れる。娘は二十箇月も身篭ったままで、その夫は密室から失踪したという。文士・関口や探偵・榎木津らの推理を超え噂は意外な結末へ。 

GW、私はトンデモないものと出会ってしまいました。。
かの京極夏彦さんの、「百鬼夜行」シリーズに!!
もーっ…こんなにもっと早く読めば良かったと後悔したこと、…しょっちゅうあるけど(笑)、でも…ああもう、これの場合1冊にかける時間が他より何倍もかかってしまって、でも途中でやめられない魅力もあって厄介なんだよねw なかなか読書にさく時間がないときに限って、どうしてこういうものを読んでしまったんでしょうか。。

これでもかってくらい多方面の知識が大量に注ぎ込まれているし、事件も二転三転するので(おまけにキャラの心理状態が危うくなっていくしw)うまくまとめられないんだけど、とにかくスゴイとしか言いようがない。 これはもう読んで確かめてってことですねw
スゲェ!!
あまりにも有名な作品なのに、私は今10数年越しに感動を衝撃を身をもって知りました。
ごめんなさい、今更な反応ですがこのテンションの高さはどうにもできませんっ!笑

探偵・榎木津、文士・関口、刑事・木場、そして…憑き物落としの「京極堂」。
ミステリでも雑学でも、もちろんキャラクター面でもぬかりなし。
一筋縄ではいかない男性陣が、特に榎木津礼二郎さんがとても気になりました~^^
レギュラーはみんな30代が多いのですが…ツボです、見事に私のツボをドスドス突いてきます(笑)

続く『魍魎の匣』はもっとのめり込んでしましました…この本よりも厚いけど…ふふ。。


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タグ:京極夏彦
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コメント 4

kaz777

ついに京極堂の扉を開けてしまいましたか。
レンガ本と呼ばれる厚みと重量なのに、読むのが止まらないんですよね。
京極夏彦は文庫化を待てないのでお金と収納する場所がすごくかかります。
by kaz777 (2010-05-06 02:06) 

ミナモ

>kaz777さん 
開けて、しまいました。。
もはやあの厚さは凶器ですよね(笑) なのに苦にならない。不思議な魔力ですよw
きっと全部読み終えたとき、私も文庫化まてなくてノベライズ版を買ってしまいそうです~。
by ミナモ (2010-05-06 09:50) 

yukio

京極さんは、しばらくはまるでしょうね〜。
出来るだけ刊行順に読むことをおすすめします。

シリーズが微妙に絡んできますので・・・。
by yukio (2010-05-23 11:38) 

ミナモ

>yukioさん 
はまってますねぇ>京極さん。
本当は1冊ガツッと読みたいんですけど、あの厚さは1日で読むには時間がなくて。
かと言って読まないわけにはいかない(笑)ので、
空いてる時間があれば積読本そっちのけで読んでいます><

そうなんですか?
ますます、京極ワールドに首ったけになりそうな気がしますねww
by ミナモ (2010-05-23 20:23) 

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