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津守時生『揺らぐ世界の調律師 1・2』 [└ビーンズ文庫]

揺らぐ世界の調律師(1) (角川ビーンズ文庫)

揺らぐ世界の調律師(1) (角川ビーンズ文庫)

  • 作者: 津守 時生
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2005/10/29
  • メディア: 文庫

揺らぐ世界の調律師〈2〉 (角川ビーンズ文庫)

揺らぐ世界の調律師〈2〉 (角川ビーンズ文庫)

  • 作者: 津守 時生
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2007/11/01
  • メディア: 文庫

ここは、変転の神・ネネストー神が治める大陸。万物が不安定で環境の変化や生物の変異が起こりやすい中、謡うことでそれらを安定させ、再構成する。それが“調律師”と呼ばれる特殊能力者たちの仕事だ。その調律師のひとりである少年・ダリルは、父の旧友で美貌の男・香縁に、調律師の中でも特に優れた力を持つ“最高調律師”と認められるが…!?

おーもーしーろーいー! !
素敵な男性陣がお出迎え、2巻からは魅力的な女性陣も待っていたよ!うわ、より取り見取り状態<でもハーレム小説じゃないよ、れっきとしたファンタジー(若干バトル有り)な話。

もちろんキャラも好きだけれど、この≪世界≫が好きかな。 歌うことで世界の摂理を再構築することができる能力を持つ―<調律師>。 少年ダリルは、閉鎖的だった村が突然襲撃され目の前で父親を殺されるという悲惨な経験をしたにもかかわらず、世界で唯一、霊獣を従え世界を再構築する役目を担う<最高調律師>として日々励もうとしてる姿が可愛かった! 言葉遣いがちょーっと”愛嬌ある”とは思えなかったけど…ちょっとだけ……w

あと彼のおもり役(笑)の霊獣さんたちがもう、素晴らしい美形だよ!!!
単体でも十分なのに、お互いに刺激し合っているからか、美麗度がアップしてる気がする。。
うーん、いいな…。。

2巻で出てきた黒幕っぽい奴らもまた美形がそろっているけれど、こちらはこちらで性格がものすごく悪い。 平気で女性に手をあげる輩かい。美形だからって…だからって……!!
新たにキャラが増え、さらに物語の幅も広がった気がしなくもなく、むしろ2巻でようやくキャラが揃ったのかしらかしら。 シリーズはまだまだ続きそう♪

だ が し か し ー、
よく見たのよ奥付を、1巻:2005年出版、2巻:2007年出版 …で、3巻は未だ(2009年現在)発売予定なし……。

………ぇぇぇぇええええええ。 まだ出てないんですかっ。というかこのシリーズは2年ごとに発売するの…??
シリーズ完結どころか次の巻さえいつ読めるのか非常ーに不安だけど、津守さんってこのくらいのペースの人でしたっけ。―なら、仕方ないのかなあ。。
年に1冊出るかでないかの『七姫物語』シリーズと同じくらい、続きを切望中!
ふつーに読んでも楽しくてはまるけれど、特に”匂い系”がお好きな方々にはオイシイと思いますよ~(笑)

 

 「そうなんだ……。世界は……わずかな間も固定せずに揺らぎ、流れ去っていく……。

 とても哀しくて美しくて……深い。 ボクには到底読み切れないほど……多くの律動が溢れ、重なり合う中で調和し……壮大な無言の調べに変わる」


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