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阿部暁子『室町少年草子 獅子と暗躍の皇子』 [├コバルト文庫]

室町少年草子―獅子と暗躍の皇子 (コバルト文庫)

室町少年草子―獅子と暗躍の皇子 (コバルト文庫)

  • 作者: 阿部 暁子
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2009/09
  • メディア: 文庫

 

歴史に名を刻む、2人の少年が出会う――!時は室町。少年能楽師の鬼夜叉は、お忍びで町歩きしていた17歳の将軍・足利義満と出会う。尊大で無邪気な義満と行動を共にするうち、謎の一味に襲われる。義満を狙う刺客に気がついた鬼夜叉は…!?

屋上ボーイズ』の人の新作。
BLじゃないです。うし。安心した…そっち方面いかなくて(コバルトさんはBLノベルも出してるし。。

読み切りかな。 少年時代の足利義満と世阿弥(鬼夜叉)の物語っていうのが新鮮でした。義満イコールおっさんなイメージで固まっていたから…ね…やんちゃな青年はオモシロイ。
だけど、今風の言葉遣いや地の文がこの時代に合ってないような気がして、少し気になった。。 ライトに読めるのは良いけどー。 でも好きだよこういうのでも。
おなごがいればもっと好きになれたかもー。

主人公は一人と決まってないように見えたから、少し誰がダレダカーに陥ってしまったけど、いやみんな可愛くて面白い人たちだったよ。
一番の主人公っぽい12歳の少年・鬼夜叉が可愛いかわいい。 褒められて思わず泣いてしまったり、3度も攫われたり、おまえはヒロインか!と思ってしまうくらいツボでした。
そういう役回りだとわかっていても、義満の影武者・柊はちょっといただけなかったかなー。 滑稽だけど、緊張感を作ってくれて良かった<フォロー
ネタバレ[あとがきで、無王はツンデレと判明した瞬間。 本編でもさりげなくそんな気配あったけど!! 根は優しくて。だからこそ引き返せなかった少年。] あとがきまで可愛い奴らを見れるとはねw

さりげない仕草でも艶っぽい文。 来月のコバ雑誌に載る短編楽しみ~(買う気まんまん)


タグ:阿部暁子
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コメント 2

さくら

こんばんは。
わ、買ってきましたコレ。
同じく、「屋上ボーイ」が凄く好きだったので、
新作を待ちにまってました~

BLはBLで好きですが、この方がそっちにいってないと聞いて
それはそれで嬉しいです。
ふー、読むのが楽しみです♪

by さくら (2009-12-02 19:04) 

ミナモ

>さくらさん 
こんばんは~。
おお! 私も前作が好きで今でも時折読み返してます。
(ラノベを読み返すことはそうないのですが・・w)
今月発売された雑誌コバルトに、なんとこの室町~の短編が載っているようなので、数年ぶりに購入しようかなと思ってますー。

たぶん、この方が書くBLは、それはそれで面白いんじゃあないかと思うんですが、個人的にBLまで行かない微妙なラインでのお話が好きなので(ややこしいな)。
たぶんどちらの方向に行ったとしてもこの方の新刊は嬉しいですv


わたしもさくらさんの感想楽しみにしてます★
この感想、愛ゆえの暴走・・といいますか、冷静に書けなかったので・・笑
by ミナモ (2009-12-03 00:52) 

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