西魚リツコ『暁と黄昏の狭間(4) 甲蛇の書』 [読書]
●あらすじ●あの騎士を、必ず再び己の魔法陣に横たわらせ、考え得る限りの呪文を使って、死よりも惨い苦痛と屈辱を味わわせてやるのが、チョンベルの望みだった。耐魔力を持つ鉄器を求めて、セフルとギルダン・レイは無法の地『赤い平原』へと旅立つが、ヘン=ジャックの魔呪師チョンベルが、ギルダン・レイへの残酷な復讐を胸に、二人を待ち受けていた。火神ソーンを崇める部族から、『セゲドの鋼』を手に入れることはできるのか。二人の絆が試される。
シリーズ4冊目。この物語を読むキッカケの表紙まできました。…どうしてこう、暗ーいキャラが好みなんでしょかねww
相変わらず、1冊で色んなドラマを見れてお腹いっぱいです!! 今回もすごかった。セフルとレイ卿それぞれに厳しい展開が待っていて、アワアワしながら読んでました。セフルの場合、1巻から容赦ない展開に遭ってきたけれど、そのときよりも逞しく強く見えましたね。恋する乙女は強し!ww どちらかといえば、レイ卿の方が不安です。。特に終盤の展開に唖然…。彼、大丈夫かな!? 嬉し恥ずかしの場面のはずなのに、にやけられないシリアスな空気。
嬉しかったのが、アシュラーフ・サンダーキニの存在が生きていること。あの少年皇爵大好きだったの…(涙)!! 登場せずともセフルの中で彼の存在を感じて…少し泣きそう。色んな人たちと出逢って、今のセフルがいるんだなーと改めて思いました。
いつも、最初はダラダラと数日かけて読んでいるのに、中盤から最後までは一気に読めてしまいました。なんだろうな、この吸引力。
★★★☆(もう少し、ニューバの話を読みたかったり)
タグ:西魚リツコ
2009-04-14 00:55
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