『宮廷神官物語 少年は学舎を翔ける』榎田ユウリ [└ビーンズ文庫]
●あらすじ●人の悪しき心を見抜く、奇跡の目を持つ少年・天青は、華の王都で、神官になる勉強をすることに!!張り切って学舎に向かった天青を待っていたのは、同級生の嫌がらせ。いつもは頼りになる美貌の神官・鶏冠も、学舎では師範。兄代わりの武官・曹鉄に見守られつつ、自力で頑張る天青だったが、鍛錬のため入った山で、澄んだ目をした不思議な少年と運命的に出会い!?榎田ユウリの大人気アジアン・ファンタジー、待望の第2弾。
1巻ラストでヒヤヒヤしていた天青の処遇は、同い年くらいの少年たちと共に勉学を学ぶため学舎に入ることになりました。鶏冠と離れ離れにならずに済んだものの、”先生”と”生徒”の立場を冷酷に突きつけられ、その態度に心は離れてしまったような―そんな勘違いを起こしそうになるくらい、前半の天青は可哀想でした。。鶏冠も、考えあっての行動ですけど…不器用な二人だね(そんな彼らにじれる~!!)^^* 舞台が学舎なので、青春くささを味わったり。好きだなー、こういう、少年たちが集って競い合いながら学ぶ場所。厳しくしごかれつつも、逞しく成長していく天青が素敵。
新登場の櫻嵐にはいろいろと驚かされっぱなしでした。紀季とのやり取りに悶えるー。お互いを信じあっているからこそ成り立つ空気といいますか。そう多くはなかったけれど、ふとしたやり取りにツボりました。
今回も良かった。楽しく読みましたw
鶏冠お母さんの受難はまだまだ続きそうで(嬉)、天青のお守りや曹鉄とのじれた会話を楽しみにしようと思いますww
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