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『格闘する者に○』 [読書]

格闘する者に○ (新潮文庫)

格闘する者に○ (新潮文庫)

  • 作者: 三浦 しをん
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2005/03
  • メディア: 文庫

●あらすじ●これからどうやって生きていこう?マイペースに過ごす女子大生可南子にしのびよる苛酷な就職戦線。漫画大好き→漫画雑誌の編集者になれたら…。いざ、活動を始めてみると思いもよらぬ世間の荒波が次々と襲いかかってくる。連戦連敗、いまだ内定ゼロ。呑気な友人たち、ワケありの家族、年の離れた書道家との恋。格闘する青春の日々を妄想力全開で描く、才気あふれる小説デビュー作。


しをんさんのデビュー作。
就活中女子の物語だったので、いずれは通る道と思ってかまえて読んでいました…が!主人公は就活中に漫喫行ったり面接の日に古本屋で本を漁ってすっぽかしたり、結構大胆な女の子でした^^;
これは…参考にもなんにも、というか、楽しむしかないじゃないかと路線変更、おおいに楽しんだw

就活の合間にも問題発生。
主人公のお家事情で巻き込まれたり、友人の切実な話に耳を傾けたりと、就活だけの話ってワケでもなくて堪能。お家関連の話においては、すこし、置いてきぼり感があったんだけどね。
それでも楽しかったー。

文体が好きだなぁ。自然体で読めて、だからって気を抜いてたらズバっと切り込む描写もあったりで。デビューからこんなおはなしを出してたのかと思うと、まだ読んでいない本たちがとても楽しみ。


★★★☆

 

(読了順)
→『まほろ駅前多田便利軒』(06/11/01)
→『きみはポラリス』(08/09/26)
→『乙女なげやり』(10/26)
→『しをんのしおり』(11/01)
→『格闘する者に◦』(12/07)★


タグ:三浦しをん
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コメント 2

sherry

ミナモさん、おはよう!

のろのろだけど、しをんさんの本を読破すべく地道に読んでます^^

デビュー作も面白かった。
私も文体がとてもスキみたい。
特に男の子の描写がね~、いい♪
穏やかで知的で優しくて。

この本では仁木くんと旅人がいいんだよなぁ~。

ちなみに、弟の名前、半分くらいのところまで「旅人」が「たびと」と
読むと気付かず、なんでこの家族はみんな「たびびと」なんて
呼んでるんだろう、あだ名か?・・・って思ってた大バカです・・・。
最初にちゃんとルビがふってあるのにね・・・。

それにしても就活は大変そうだなぁ。
by sherry (2010-07-17 09:46) 

ミナモ

>sherryさん 
おはようございまーす! 珍しく休日のこの時間帯起きてます(暑くて。。)w
読メでも確認したよ。人魚は~も読まれてるようですね!ニヤニヤ

私の場合、最初に読んだ本は小説だったけど(きみはポラリス)、ハマったきっかけはエッセイでした(笑)
だからおかしな話、この人の小説私に合うのかな・・ってこれ読むまで思い込んでたんだよ~><;
結局、読みやすいしテンポもいいし、男の子の描写も良いし!(笑)ではまっちゃって。そして今コンプまであとちょっとですww

そう!仁木くんと旅人が良いですよね(興奮)!!
あと多分、私は後半は既に「旅人」を「たびびと」で読んでたきがする・・。ちゃんとルビも読んでわかってたはずなのに・・・w


今年から私も就活というやつがはじまりますぜ。 んん、もうはじまってるかな。 色々と手ほどきを受けてる最中(苦笑)
やっぱり今の就活生も厳しいらしくて、先が思いやられます。
凹んだときはコレ読んで復活するようにしよっと!
by ミナモ (2010-07-17 10:00) 

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