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『赤の神紋 黒鍵』桑原水菜 [├コバルト文庫]

黒鍵 赤の神紋 (コバルト文庫)

黒鍵 赤の神紋 (コバルト文庫)

  • 作者: 桑原 水菜
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2004/07/01
  • メディア: 文庫
●あらすじ●大学在学中にデビューした新進作家の連城響生。味のある作風を評価されていたが自分の殻を破れない。運命に導かれるように出会った劇作家榛原憂月の舞台が響生を変えてゆく。榛原の世界に熱狂し翻弄される響生。自らの作風も変わり気がつくと榛原の模倣作家に…。絶望の淵に落ちた響生は友人奥田の励ましで戯曲を書き始める。若き日の響生の姿、原点を描く「赤の神紋」サイドストーリー。

番外編。
響生が榛原の演劇と出逢い、熱中するあまり溺れていき、気づいた時には”榛原”から抜け出せなくなったという、本編の響生の狂動の元となる話でした。
榛原の演劇に夢中になる響生の姿は…もう、ファンを超えて異常に映ってしまうんですが。それとも、コレが榛原信仰者の普通なのかな。だとしたら、ファンひっくるめて凄まじいです、ハイバラー。そういや、初めて藤崎の演技描写を拝見。うん…何だか、背徳的なモノ見てるようでした。。///

今回、榛原の作品への熱く苦しい思いより、彼から逃れようともがき苦しむ響生の方が見ごたえがあったなぁと(ひどい)。挫折から、どう再生へあがいたのか。面白かった。
それと、今回で更に奥田一聖の株が上昇♪ 彼はこの物語唯一の正常者…だと思ったけど、よく考えればかれも表現者。私生活が普通なだけで、演技面だとやっぱり赤の神紋キャラですね。。

タグ:桑原水菜
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