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『RDG レットデータガール はじめてのお使い』荻原規子 [読書]

RDG レッドデータガール  はじめてのお使い (カドカワ銀のさじシリーズ)

RDG レッドデータガール はじめてのお使い (カドカワ銀のさじシリーズ)

  • 作者: 荻原 規子
  • 出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング
  • 発売日: 2008/07/04
  • メディア: 単行本
●あらすじ●山伏の修験場として世界遺産に認定される、玉倉神社に生まれ育った鈴原泉水子は、宮司を務める祖父と静かな二人暮らしを送っていたが、中学三年になった春、突然東京の高校進学を薦められる。しかも、父の友人で後見人の相楽雪政が、山伏として修業を積んできた自分の息子深行を、(下僕として)泉水子に一生付き添わせるという。しかし、それは泉水子も知らない、自分の生い立ちや家系に関わる大きな理由があったのだ。大人気作家荻原規子の書き下ろす新シリーズ。

久々の荻原さん、表紙もストーリーも魅力的でした。とはいえ本編はまだ序章な感じですけど。
主人公・泉水子は極度の内気な女の子。数少ない友達から見放されたくないという理由で地元の高校を選ぼうとするとか、ホントに、見ていてイラッとくる少女です(自分でも共感できる部分があるだけ、余計に)。
そこへ父の友人・雪政の息子・深行が転入、泉水子の家に一時的に居候することで、辛うじて成り立っている彼女の平穏な日々が少しずつ変わり始めていくんです。
見た目も良く、文武両道でまさに完璧な彼でも、ある理由で泉水子を嫌っているのでそう簡単に恋愛ものへと転がるのかしらーとも思うのですが、やっぱり最初は反発し合ってる(いや一方的に?)方がのちのち楽しめますよねv

勾玉が好きならば好きになれそうな物語です。神話…に近い存在も現れそうですし。
現代神話+恋愛入ってほしいな、ですかねぇ。
”巫女””下僕””舞””神社””青春”なキーワードに引っかかるなら楽しめます、と思う。

親子関係もこの物語のキャラたちは特殊なものを感じました。特に深行と雪政の父子。彼がが属する<山伏>というのも表面上の意味以外にも何か特別な役目がありそう。
何もかもが始まったばかり。RDGの意味もまだ掴みきれてませんし、泉水子のこれからが気になるところです。


1票どうぞー。


★★★+どんな話に転がるのか

タグ:荻原規子
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コメント 4

asz

RDGのred dataというのはたしか絶滅危惧という古都だと思います
red data animalsで絶滅危惧動物というような
by asz (2009-10-14 11:48) 

ミナモ

>aszさん 
2巻目のはじめにred dataのことが書いてありました。
1巻読んだときはなんとなくこんな感じなのかなって思ってたんですが、なるほどね~と。
じゃあ、red data girl だと、絶滅危惧少女ですかね。
なんだか胸躍るような物騒なようなw 荻原さんなのでまだまだ続きを楽しみにしてるシリーズです★
by ミナモ (2009-10-14 18:58) 

アヤカ

私もred detaの意味は最初どうなのかなと思いましたが、絶滅危惧という意味だったんですか驚きました。確かに絶滅危惧少女ですね。なんかすごく不思議です。1巻と2巻を読んだ時は意味なんて気にしなかったのでなるほどなと思います。3巻も新しく出るそうですよ~                                  
by アヤカ (2010-04-27 19:28) 

ミナモ

>アヤカさん 
そうなんですよね、1巻だとまだ背景や設定に気を取られていてあまり気がつかなかったけど、2巻になるとRDGの意味が重要になってくるのかな、と感じましたw
3巻!待ちに待っていましたよ~♪ 6月発売だそうで…今から楽しみでなりませんっ。
by ミナモ (2010-04-29 08:31) 

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