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黒猫の愛読書 Ⅰ -THE BLACK CAT’S CODEX- 隠された闇の系譜 [ライトノベル]

黒猫の愛読書 I  -THE BLACK CAT’S CODEX-  隠された闇の系譜 (角川スニーカー文庫 209-1)

黒猫の愛読書 I -THE BLACK CAT’S CODEX- 隠された闇の系譜 (角川スニーカー文庫 209-1)

  • 作者: 藤本 圭
  • 出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング
  • 発売日: 2008/09/01
  • メディア: 文庫
書物と会話できる少女・綴の前に現れた謎めいた美青年・コウ。自らを〝本の探偵〟と名乗る彼は、綴の特異能力を使って、ある本の調査に手を貸してくれと告げる。だが、それは16世紀から続く魔術戦争の始まりだった!!--(公式より)--

第12回スニーカー大賞<優秀賞>受賞作。
スニーカーは久々、かも。
なんと言っても設定と表紙で即買いしました。メガネ内気な少女に…美 青 年 !!

<本に人格が宿る>というのが面白かったです。本に話しかける少女って一見アヤシイですが^^; てか、ここでも『嵐が丘』が出るなんて。”文学少女”といい、よく見かけますねぇ。
途中から”征龍騎士団(アスカロン)”の組織内容やら、”魔術”も入ってきて若干ややこしくなりかけたけど、でも何か気になる。某詠使い並みに小難しく感じたけど、面白そう。

んで、例えの言葉が個性的。
”小惑星の衝突のような特大級の衝撃”とか”最高電力をかけた電子レンジの中のバターのよう”とか”写真に焦げつき感光した染みのよう”とかとか。
最初はとっつきにくかったけど、読み進んでいくと段々楽しくなってくる。

ヒロイン・紙村綴は、”本と会話できる”能力を持つが故に人間の友だちをつくることをやめてしまった、ド級の内気少女。
人と接することが”嫌い”だから感情の起伏がないのかなと思いきや、”妄想モード”に切り替わった時の綴が可愛すぎvハーレクイン並みの乙女ちっくな妄想爆発w
美形に会ったときのうろたえぶりが、もう、良いv

『この天と地の間には、人智など及びもつかぬものがある』
『今、その扉を開き、お前に見せよう。綴。お前にはその権利――いや宿命がある』


そして、突如綴の前に現れた美青年・コウがかっこいいー。んで、台詞がクサい^^
飄々とした態度で、綴を惑わせながらも導いていく姿が!!
でも何か芝居がかった態度のように見えるだよなー。。

面白かった。私これ好きです。
魔術と戦うアクションシーンがあれば、綴が自身の弱さと立ち向かう精神的にも頑張るところもあり、少女的乙女な展開もあるという、なんだかぎっしり読んだって感じ。
いやなんだスニーカーで意外な(ちょっと期待してた)少女的展開(?)を見れてニヤっとしたけど、割とあっさりスルーされた気がしなくもないので、次巻以降はもっと甘い展開見たいな、なんて^^;
もちろん、綴の妄想爆発や学校一人気者くんやこまち、何よりコウが絡めば文句なしです。。



1票どうぞー。


★★★★+期待
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コメント 1

ミナモ

>kaz777さん
niceありがとうございました✿
by ミナモ (2008-08-31 09:38) 

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