シュバルツ・ヘルツ ―黒い心臓―

シュバルツ・ヘルツ―黒い心臓 (コバルト文庫)

• 作者: 桑原 水菜
• 出版社/メーカー: 集英社
• 発売日: 2006/03/31
• メディア: 文庫

中学生の嘉手納奏は心臓の移植手術を受けるためドイツを訪れたが行方不明に。記憶を失い湖岬の病院に運ばれた奏を迎えにきたのは、アイザックと名乗る若い男だった。日本に戻った奏の家に同居することになったアイザックだが、学校には謎めいた転校生神楽崎が現れる。やがて奏の廻りで不穏な動きが…。「黒い心臓」を授けられた少年の運命が回り始める！新境地サスペンス・ファンタジー。--（紹介文より）--

桑原さんに初挑戦！です。
コバルトではかの有名な『炎の蜃気楼』シリーズに手を出そうとしましたが、何せ全47巻と圧巻なので、手始めにまずはこちらから開拓していこうかと。
桑原さんBL方面も手がけているらしく、このシリーズも少し懸念してましたが大丈夫みたいですね。（て言うか、私は極度の性描写が駄目なだけで同姓モノはたいてい大丈夫ですがね）

嘉手納奏のキャラ設定が新鮮で面白かった。
等身大の男子中学生…なのか良く分からないけど、”フィギュア好き”を前面に押し出されてるところとか。コバルトではメインの男の子はたいてい綺麗めが多数ですし。

他の男子キャラも魅力的。

奏の心臓移植の担当になったコーディネーター【アイザック】、

無口で無愛想な転校生で、奏を初対面から敵視している面がある【神楽崎卓（すぐる）】。

奏のフィギュア仲間【内海淳也】。
女性面では、奏を助けてくれた天使のような風貌の【ウルテア】。
あ、私は神楽崎に1票です＾＾クール&謎キャラ♥

彼らは一見無関係のようでいて、最後あたりでは結構縁が深そうな関係のようで。
てか、この物語、ファンタジー入るんですか！？鎧着て、戦ってますよちょっと！！
”超戦士”、”神々の黄昏”、の単語や『＜着衣＞（リュステン）』な台詞も気になります。

いろんな人たちのいろんな思惑が言葉の端々から感じ取れて、
こりゃあ、奏が絶望に堕とされる瞬間がちょっと楽しみかも（サド）。

コバルトの中でも、（ラノベの中でも？）読み応えがありました。といっても、まだ序章。
これからの奏の行く末が、彼らの行動が気になります♥
このシリーズ、すごく面白そうです♥♥


１票どうぞー。

タグ：桑原水菜

コメント 5

>kaz777さん
niceありがとうございました✿
by ミナモ (2008-08-10 08:49) 

ミナモさん、こんばんわ～^^
すっごくお久しぶりです～。

またこんなところに書いて、ギャー！とか言われちゃうかな…^^；

イラスト見てると、ケヴァンもいいけど、アイザックもいいよなぁ～。
でもアイザックはこれから敵になりそうな予感だしなぁ～。
奏はフィギュア好きってのがちょっと笑っちゃうかな～。

物語はまだまだ序章だね～。どういう方向に行くのかな。
続きを読みたいと思います^^

全然関係ないけど、アイザックというと「バッカーノ」の「アイザック～」「ミリヤ～」を思い出しちゃって…^^；
バッカーノ、見たことありますか？
by sherry (2010-04-27 22:59) 

>sherryさん　
こんにちは～お久しぶりですっ。

って、うおわぁぁぁぁ…ぁぁ……（//////）
また見つけてしまいましたね…（ニヤ）

あ、読まれたんですねっｖ　
うふふ、これから悩める青少年たちはグルグル敵になったり味方になったりしていくんだよ～（ニヤー）
なかなかお話は進まないので、せめてと思ってキャラを楽しんでいます…最初は。段々シリアスに悶える要素も込み込みでーすｗ

ああ！そうだった。忘れてたよアイザック君の存在を！！（叫）
うわーん、私、バッカーノ大好きなのに…。。
あのアイザックとはまったく違う美青年ですよね、こっちのアイザックは（ややこしいなｗ）

by ミナモ (2010-04-29 08:59) 

悩める青少年たちがグルグル…シリアスに悶える要素…
あ～～、早く悶えたい（あほ）

バッカーノ、面白いよね～。
アイザックと聞くと勝手に頭の中で「アイザックゥ～～」と
変換されちゃって困ります^^；
by sherry (2010-04-29 10:55) 

>sherryさん　
私はケヴァン贔屓なんですが（まだ言うか）、もう、どんだけみんなケヴァン好きなのってくらい…いや、私の目が曇っているのか…でもでも、執着具合がムフフな笑いを誘うかと。

そんで、次の台詞は「ミリア～っ！」だよねっ。
バッカーノのどの時代の話においても、このカップルは必須です！
by ミナモ (2010-05-02 21:10)