流水宮の乙女 ゆらめきまどう炎の縁 [├コバルト文庫]
流水宮の乙女―ゆらめきまどう炎の縁 (コバルト文庫 か 10-32)
- 作者: 片山 奈保子
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2008/05/25
- メディア: 文庫
♥聖なる宮の乙女に危機が。神話ファンタジー
神凪国は水を司る獅子龍神に守られた豊かな国。神域では獅子龍神を宿した流水宮の乙女・落華が修行の日々を送っていた。傍らには男装の少女・飛沫がいたが、落華を狙う天風国の動きに気づいて!? ♥
あー、久々にコバルト新作購入しました。Chiyokoさんイラスト目的で。
でも買ってよかった!!コバルトらしいファンタジーに浸りました。やっばい好き。
本編。
主人公は男装の少女(と言っても20歳)、飛沫。
獅子龍神に選ばれし<流水宮の乙女>落華を守護する役目に当たる彼女に数奇な運命が降りかかる・・・みたいな話、ですか。
コバルト=少女系妄想ファンタジー小説みたいな風に認識しているのですが、作者も公言しているように、『乙女の、乙女による(?)乙女のための(!?)ファンタジー』です。
”乙女のための”は置いといて(汗)、コバルトっぽいファンタジー。
あくまでメインは登場人物たちの心の揺れ、葛藤なのかも。
飛沫と落華の濃い絆。落華の今後の行動次第によって、二人の関係も変わっていくと思いますが・・・。
で!
運命の出逢い。ぐーあーかゆい。でもコバルトならいいと思ってしまう。
出会った瞬間惹かれあうなんて、王道もいいとこですがこーゆーの大好き。ちゃっかりオイシイ場面も見せてくれて満足ー。
まだ龍月→飛沫っぽいので、これからどんな飛沫と龍月のラブが見れるのか待ち遠しいです。(同著「汝」シリーズを読んでいたので、ラブ面は期待できそう・・・かなぁ)
世界自体はすぐ飲み込めたので、キャラがどう動いていくのか楽しみ。大好き。(それにしても、主人公の設定年齢が20歳とは・・・少し意外でした) 【★★★★】
まったく関係ないけど「そなた」と聞くとアシタカ思い出します。
「兄―――さ……」
「ああ。そばにいるよ。兄でも何でも、そなたの望む姿になって、私はそなたのそばにいると誓う」
1票どうぞー。
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