サイン会はいかが? 成風堂書店事件メモ [読書]
サイン会はいかが?―成風堂書店事件メモ (ミステリ・フロンティア 32)
- 作者: 大崎 梢
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2007/04
- メディア: 単行本
★★★★
好みの問題だと思うけれど、やっぱり私は成風堂書店シリーズは連作短編の方が好きです。
最初の「取り寄せトラップ」からはまりました。
今までこのシリーズの中では「パンダは囁く」ような、割とミステリちっくな話が好きだったので、再び怪しい事件?を読むことができて嬉しかったです。
2本目「君と語る永遠」は、中々じんわりときました。
本屋で始まった事件は、たいてい物騒な展開へと向かうのですが(上のとか。)、こっちのは切なくて良い話。
特別な思い出は、時を経ても忘れないものですね。
表題作「サイン会はいかが?」は、上2作より好き…ではないのですが、面白かったです。
ミステリ作家が謎を杏子たちに依頼する、という形が意外でしたが^^;
たまに、ファンレターを送ったことがあるので、少しビクっとしてしまいました←
「バイト金森くんの告白」や「ヤギさんの忘れ物」は、意外なほのぼのストーリー仕立てで好きー。
全体を見てみると、ミステリ風味だったりまったりだったり、様々な傾向から攻めてきた感じ。
何より、前巻以上に本屋への熱い語りが聞けてよかったです。
このシリーズイチバンの魅力だと思っているので。
続刊はないのかなぁ。読んでみたいです。
「許されないですよね。本屋をコケにして、お日さまがのんびりと拝めると思ったらおおまちがい」
タグ:大崎梢
>kaz777さん
niceありがとうございますvv
by ミナモ (2008-04-08 20:41)
お久しぶりです。
私もこのシリーズは連作短編の方が好きです。「取り寄せトラップ」が一番というのも同じですね。
次点は「バイト金森くんの告白」です。多絵ちゃんの付録の悲劇が笑えました。
続きが読みたいですよね。今月この方の最新刊が出るみたいですが、このシリーズではないみたいですし。
by 小波瑞 (2008-06-09 00:14)
>小波瑞さん
ご、ごぶさたです……!!
取り寄せトラップは、まさかの甘い話(笑)だったのでビックリ&嬉しかったですv
多絵ちゃんの魅力も十分に伝わって、ほくほくの3巻でした!
…でも、最新刊はこのシリーズじゃないんですね…;;
この方の本が出ることすら知らなかったのですが、それでも寂しいですね・・・。
またいらしてくださいv私もお邪魔しますvv
by ミナモ (2008-06-09 21:54)