「小説以外」 [読書]
- 作者: 恩田 陸
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2005/04/27
- メディア: 単行本
世の中には、二種類の人間がいる。物語を愛する人（読書家）と、物語に愛された人（小説家）。稀に両者を兼ね備えた人間が産まれるが、年間２０００枚の原稿を書き、２００冊の本を読む恩田陸はその典型と言えるだろう。あらゆるジャンルで活躍する現代の語り部は、どんな本を読み、どんなふうに原稿を書いてきたのか？デビューから１４年分のエッセイを集大成し、作家・恩田陸の秘密に迫る。文字通り「小説以外」のすべてが分かる、ファン必携、恩田陸解体全書。
いやぁ、恩田さんってすごい読書家さんでした。
小説ではなく、過去15年間のエッセイをまとめたもの。読む前までてっきり小説かと思っていたよ。題名通りの内容なのに；
これを読むと、恩田陸の出す小説の中でちょこちょこ出ていた作品の名前を見つけると、「ああ！この名前はあの作品にでてたな」とちょっと嬉しかったり。よっぽど思い入れがあるんだなぁと伝わってきたよ。
私はファンタジー、ミステリを中心に浅ーく狭ーく読んでいるのだけれど、恩田陸の場合、ミステリを中心に、幅広く、かつ入れ込んでいるなぁと思った。いやぁ読みたくなる読みたくなる。
もちろん、本のことばかりが書かれているのではなく、少女時代、大学生、ＯＬの頃の話とか（結構本への熱い語りがあったりしたけど）、思わず食べたくなるつまみの話とか（お酒は飲めなくても食べたくなった）が出てきたりして恩田陸の色んな一面を垣間見ることができたきがした。恩田陸好きにはたまらない1冊だね。
むしろ、恩田陸を知らない方はまだ読まないほうがいいかも。コレで恩田陸に興味を持ったなら、是非最初は「六番目の小夜子」を！と宣伝しておく。
ああ、これ借りて読むより買えばよかった。読みたい本がわんさか出ててメモするのが大変。小説とは違って、じっくり読みたくなったよ。
きっと、ここに出てくる本を全部網羅するとまではいかなくてもある程度読んだら、もっと恩田陸の作品にのめりこめるような気がした。
タグ：恩田陸
お邪魔しまーす。花ゆめの記事にniceいただきました
ＴＯＱ(トーキュー)です。ここ数年小説読んでないんで
場違いかな〜と思いましたら、高尾滋先生の作品に ⇒
ハマっていらしたのですね〜♪コチラを訪れてよぅく
わかりました、、コメント書き直さなきゃ(笑)
これからもヨロシクです(^^)/♡
by (2007-09-21 01:22)
ＴＯＱさん、こんばんは～
お返事遅くなりました！！スマヌ；
ブログめぐりでぶらぶらしてたら素敵記事に出会い、思わずnice残しちゃったよｖ
最近、高尾滋ファンになりましたｖ
1巻だけ買って読もう…と思ったのに！結果、一気に残り5冊買ってしまいました。。。悔いはﾅｲ。
最近はコンビニで立ち読みですよワハハ。
でも何だか終わってしまう雰囲気。。せっかく素敵作品に出会えたのにすごく残念だったり。
でもまぁ、ぐだぐだ続くよりかはいい、のかな？
懲りずにまたいらしてくださいな。
私もまた（しつこく）お邪魔することになるのやもしれませぬ。 笑
by 香穂 (2007-09-23 00:49)