『鬱金の暁闇14 破妖の剣6』前田珠子 [├コバルト文庫]
鬱金の暁闇 14 破妖の剣 (破妖の剣シリーズ) (コバルト文庫)
- 作者: 前田 珠子
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2012/11/01
- メディア: 文庫
ついにラスの紅蓮姫が父の元に届く! 一方、雛の君の宣言によって世界が暴動に飲み込まれるなか、セスランの身に異変が。絶体絶命の瞬間、思いがけぬ者と出会う。シリーズ第6弾その14。
セスランのご両親が、出てくるなんて!
本編ラスト辺りでぐぐっとお話が動いたように見えましたが、自分の本題はセスランパパ再登場ですよ。 破妖の剣外伝1巻「女妖の街」に出てくるセスラン母・シャイレンの話(『捕縛の瞳』)が大のお気に入りで、もう本当大好きだったので、まさかのセスラン父の登場には嬉しさ通り越して呆然としてしまいました。シャイレンの描写も書かれていて、嬉しさが込み上げつつも両親揃う事はない事実に少ししんみり。いや、しかしセスラン父が意外と本編の筋に触れているのが、蚊帳の外状態でない事が嬉しくてニヤニヤする。真名の事は余り気にしてなかったけれど、妖貴の名は主の名に沿った名前だったかもしれない。。
本編と逸れた部分で盛り上がってきたところで…いや、本編もここ数巻のなかで話が動いたことですし、次からようやっと始まる最終決戦が気になります。
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