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『幽霊伯爵の花嫁 偽りの聖女と地下牢の怪人』宮野美嘉 [少女小説]

幽霊伯爵の花嫁 偽りの聖女と地下牢の怪人 (ルルル文庫)

幽霊伯爵の花嫁 偽りの聖女と地下牢の怪人 (ルルル文庫)

  • 作者: 宮野 美嘉
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2012/05/25
  • メディア: 文庫

あの伯爵夫妻が仲違い?! 兄の亡霊に怯え、ジェイクに助けを求めてきたリゼットと名乗る少女とその婚約者。彼らを屋敷に留めることになるが、ある事件がサアラの怒りに触れてしまい…。シリーズ第4弾。 

夫婦喧嘩は犬も食わないという言葉がありますが、周囲が間に入らないと刃傷沙汰を起こしかねない雰囲気じゃなかったかな! 前巻でサアラの危ない行動力に慄いていたので、まさかそういう手法でジェイクを拒絶するとは思いませんでした。サアラ特有の論法はいっそ清々しいのが好きですが、今回もまぁ常識に囚われず目的のために動いてましたね。大好きだ!
話の持って行き方も常識という枠に囚われない展開で、倫理に反するかもしれないけれど好みです。このシリーズの事件って、そういう部分多い気がするな。

前巻から登場したフィナお嬢様がとっても良い 。彼女の加入はアシェリーゼ様の可愛さに拍車をかけています。孫のエリオスと彼女の可愛さは巻数増す毎に増量されていきますよ!ポロリと先代伯爵(アシェリーゼの夫)とのエピソードも漏らしていたりで、先代夫妻の話をもっと聞きたくなったなー。
あとヴォルグは恋は盲目というか崇拝対象のお嬢様への言葉が遠慮ない分容赦がなくて、ひょっとしてジェイクよりも酷いのではと思ったり。


タグ:宮野美嘉
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