『高原のフーダニット』有栖川有栖 [読書]
著者初の中編集。揃える3編もどれも少し異色な話だった気がします。特にお気に入りでもある「ミステリ夢十夜」は異質だなと。多分、いつも地に足ついた現実の話(奇異な殺人事件ばかりを扱っている時点で地に足ついているのかどうかはさておき)を読んできているので、こう足元があやふやなような、若干心許ない気持ちで読むのは新鮮でした。訪れる話のどれもこれもが意表を突いたシチュエーションで…(笑) 思わず、「コスプレ大会か!」と脳内で叫んでしまったような。
ところで、本書でシリーズ20周年を迎えるようですね。そんなに長く続いているんだなぁ。。私がシリーズを知ってからまだ、2,3年ほどしか経ってませんが、これからも火村准教授には働いてもらえるようなので引き続き追いかけていこうと思いますw
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