『王子はただいま出稼ぎ中 なりきり姫君と朱炎の翼』岩城広海 [└ビーンズ文庫]
王子はただいま出稼ぎ中 なりきり姫君と朱炎の翼 (角川ビーンズ文庫)
- 作者: 岩城 広海
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2011/07/30
- メディア: 文庫
タジェスの療養も兼ねてユート一行は自国フォーレから離れた土地で温泉を楽しむことに。…のはずが、行き先でタジェスとユートは衝突し気まずくなり、さらに噂されている「幽霊」にユートが取り憑かれて?!
シリーズ第5弾。 多額の借金を抱える貧乏国の王子ユートの借金返済物語。前回負傷したタジェスを気遣って温泉を楽しむユートたち…のはずが、幽霊の姫君に取り憑かれたり、化け物と対峙することになったりと相変わらずのてんやわんや。 だけどいつも以上に楽しかった。ユートが身も心も女性になってしまったりとか、タジェスとの諍い→仲直りの過程とか、イルの駄目さ加減とか、色々ツボに入ったのかもしれない。。
そろそろ冗談じゃ済まなくなってきているタジェス王子の言動。お国事情も出てきたし必要以上にユートに接する彼の思惑も知りたくなってきたところ。彼の背景、前巻まで匂わせてなかった…よね?(気づいてないだけ??)
ユートが今までのやり方をやめて別の方法で借金返済を考えようとしたのは、何かの転機なのかなぁ。
正直言うと3、4巻辺りでもうやめようか・・と考えてました。が、今回ある意味吹っ切れたのか開き直ったかのように色々突き抜けていたので(主にタジェスが)、それはそれですっごく楽しかったから次も読む。
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