『相棒とわたし』瑞山いつき [少女小説]
核獣<ヴィーダ>を狩る滅核獣師<クラフト>になるために、十五歳のエッドは相棒の少年ラッセと共に準軍学校に入学した。今までもこれからも、ずっと二人は相棒のままだと思っていたけれど…? 「くるか?相棒」 反乱者の策略でかけがえのない相棒と敵対することになったエッドは――。
幼馴染みで相棒もの。直球で好きだった。旧貴族のエッドは身長が高く見た目もやや男性的。対して幼い頃から相棒とも言えるラッセは一見少女とも見紛うほどの可愛らしい少年。十五歳になった今では自分の見た目を少し気にし始め…。微妙な距離感にもぞもぞした。たまらん。 「恋愛未満」だけど、この二人の掛け合いはいちいちニヤリとさせられる。甘い意味でも息の合ったコンビぶりにも。 エッドと同室の可憐な美少女マリアやラッセの兄貴もいい具合に二人と絡んでいて軍隊系学校でのアレコレ、楽しかったです。
核獣を狩る時の描写・バトル面はかっこ良い…。少女小説系でバトルものって新鮮だ…よね? ほのかに甘さも漂わせてニヤニヤ要素も忘れずに。 あと、「もしや」と思っていた二人が、本編終了後の小話で絡んでいて嬉しかったなぁ。まぁ少しビター風。それでも、こちらはこちらで大変おいしくて好きー。
どうやらこの一冊で終わりみたいだけど、続き出ないかなぁ。。出てほしい!
背中を押してくださったfallcloverさん、ありがとうございました!(fallcloverさんの感想はこちら)
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