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『断章のグリム14 ラプンツェル・上』甲田学人 [ライトノベル]

断章のグリムXIV ラプンツェル・上 (電撃文庫)

断章のグリムXIV ラプンツェル・上 (電撃文庫)

  • 作者: 甲田学人
  • 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
  • 発売日: 2011/03/10
  • メディア: 文庫

仕事仲間だった<葬儀屋>を自らの断章の暴走により消し去ってしまった蒼衣。彼の喪失は周囲に波紋を呼び、蒼衣への風当たりは強くなる。失敗を挽回するため、精神的に追い詰めながらも次の任務を果たそうとするが―。

シリーズ第14巻。それにしても今回は精神面への打撃が凄かった。いつも視覚的に痛々しいシリーズですが、今回は精神的にグサグサ刺さります。 常にボーダーラインに立ち続けると思っていた蒼衣がよりによって葬儀屋を(意図的にではなくとも)殺してしまった事実に、最初は受け入れられませんでした。ああ、ついに境界線を越えてしまうのかと…このまま堕ちてしまうのかと思いましたが…まさかの雪乃の行動に、びっくり。夢見子だけでなく、蒼衣は雪乃にも変化をもたらしていたんだな。

起こったことは変えられないけれど前を向いて頑張ってほしいです。
…って気持ちが浮上しかけた途端、最後の彼の登場。引きが最悪です。うわぁぁぁ…。


タグ:甲田学人
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コメント 2

ask

甲田学人さん大好きです! 敬愛してます!w

Missingにも負けず劣らず狂気が蔓延るシリーズですが、「痛み」の幅がMissingに比べてとても広がったなぁと14巻を読んで思いました。
精神的にグサグサきますよね……僕はもう前巻の時点でうわああああああああああってなってたんですけどw

ある種、この物語の「軸」であり物事の「中点」だった蒼衣が傾き始めたことで、どんな展開、悪夢が訪れるのか。とても楽しみです。
by ask (2011-06-20 21:17) 

ミナモ

>askさん 
こんばんは~。 甲田先生、私も『Missing』からの付き合いですが、とても好きな作家さんの一人です♪

Missingはホラー色が濃かったけれど、本シリーズは色んな面からの「痛み」攻撃が…精神的にきますね。。面白いんですけど、こう来たか!と毎度身構えながら読んでしまいます笑

そうなんです、均衡を保っていた蒼衣の存在が揺らいだことで、どんな展開に転がるのか気になって仕方ないです! とりあえず、蒼衣の今後が…。
次巻の発売も決まったようですし、楽しみですね。
by ミナモ (2011-06-26 17:25) 

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